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エボラウイルス出血熱の発症病理および血清疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454191
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

倉田 毅  国立予防衛生研究所, 感染病理部, 部長 (50012779)

研究分担者 高阪 精夫  国立予防衛生研究所, 筑波医学実験用霊長類センター, 室長 (80072924)
小島 朝人  国立予防衛生研究所, 感染病理部, 室長 (30100077)
佐多 徹太郎  国立予防衛生研究所, エイズ研究センター, 室長 (00162397)
山西 弘一  大阪大学, 微生物病研究所・麻疹部門, 教授 (10029811)
岩崎 琢也  国立予防衛生研究所病理部, 室長 (90146027)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードフィロウイルス / エボラ出血熱 / サル / エボラ出血 / カニクイザル / 非人類霊長類
研究概要

1989年にフィリピンから米国へ輸入された非人類霊長類(NHP-Non Human Primates)(カニクイザル)が、検疫中に大量に死亡した。解剖材料よりエボラウイルスに電顕上形態的に酷似し、抗原性が高度に交差するフィロウイルスが分離された。このウイルスは、ヒトに感染性はあるが、現在まで、ヒトに疾患を起こしてはいない。またNHPに全く触れたことのないヒトでも、約2.4%に交差反応があることがわかっている。次の結果を得た。
【.encircled1.】1992年9月ザイールにゴリラ見物に出掛け、サル(種不明)と接触し、帰国した45歳の男性が高熱を発し、頭痛、下痢、脱水症状で死亡した。血清抗体検査でエボラウイルス(ザイール株)抗原に対し、IFで1:10の弱い価がみられた。因みに同行者、他の正常人3名では全く上昇はなかった。
エボラウイルス感染の疑で、米国防疫センターへ血清等を送付したが、最終的にエボラウイルス感染性と結論された。この例は明らかに交差反応によるものと考えられた。解剖材料からウイルス抗原、ウイルス粒子は検出されなかった。
【.encircled2.】インドネシア産の抗体強陽性で長年経過したカニクイザルの各種臓器で、エボラウイルス関連抗原の検出を試み、潜伏持続感染の可能性を検討中である。
【.encircled3.】輸入カニクイザルを取扱っているヒトの11名中に1名、抗体陽性がみられてはいるが、病気は起こしてはいない。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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