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咽頭扁桃の加齢が上咽頭炎発症に及ぼす影響についての基礎的臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454407
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

九鬼 清典 (1992-1994)  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40169975)

田端 敏秀 (1991)  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00073742)

研究分担者 藤原 啓次  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (20244725)
木下 和也  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (20177885)
木村 貴昭  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (20211203)
九鬼 清典  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40169975)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード咽頭扁桃 / 加齢 / EBウイルス / 免疫組織学 / アポトーシス / Fas抗原 / 上咽頭 / RT-PCR / CD40L / 免疫組織 / PCR法 / インフルエンザ桿菌 / EpsteinーBarr virus / Polymeruse chain reaction / 滲出性中耳炎
研究概要

1.上咽頭の擦過細胞診の結果より扁平上皮細胞の分化度は加齢の影響を受けていない。 2.PCR法を用いて学童児の咽頭扁桃中にEBウイルスの存在を確認したが、検出率は低く、EBウイルス感染細胞は少ないと考えられた。しかし、成人のうがい液中にEBウイルスを高率に検出した。 3.咽頭扁桃における免疫担当細胞の分布を酵素抗体法を用いて免疫組織学杓に検索した。樹状細胞を認識するDRC陽性細胞やCD21陽性細胞および増殖期の細胞であるKi-67陽性組胞が12才以下の小児で多いことがわかった。 4.上咽頭の細菌検査より、新生児において、生下直後には細菌は検出されなかったが、生後5日までにほぼ全例で菌が検出され、α-StreptococcusとSt.epidermidisが多く検出された。α-Streptococcusは乳幼児、成人ともに検出された。 5.咽頭扁桃上皮をHE染色で扁平上皮化生について検索したところ、年齢には関係せず、単純肥大より滲出性中耳炎症例に多いことがわかった。また、この部分ではSesecretary Componentの産生が低下している所見を得た。 6.咽頭扁桃におけるTh-1,Th-2リンパ球の存在をRT-PCR法を用いて検索することを試みたが、IL-4は小児、成人ともに検出され、IL-2、IFN-γは検出されなかった。 7.咽頭扁桃細胞でのアポトーシスについて検索することを試み、10才以上より5才以下の症例でアポトーシスと関係が深いFas抗原の発現が強いことがわかった.以上の結果より咽頭扁桃で細菌の付着に加齢による差はなく、EBウイルスの感染は成人の方が高い結果を得た。免疫担当細胞の分布でも加齢による著明な差を認めなかった。アポトーシスと関係の深いFas抗原は成人の方が強かった。

報告書

(4件)
  • 1994 研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 九鬼清典: "咽頭扁桃の加齢による変化(第2報)-免疫担当細胞の分布-" 日本扁桃研究会誌. 32. 21-24 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤原啓次: "アデノイド上皮の免疫組織学的観察" 日本扁桃研究会誌. 32. 11-15 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 國本 優: "頭頚部悪性腫瘍および伝染性単核症におけるEBウイルス亜型の解析" 日本耳鼻咽喉科学会会報. 97. 880-886 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] MASARU KUNIMOTO: "Analysis of Viral Infection in Patients with IgA Nephropathy" Acta Otolaryngol(Stockh),Suppl.,508,. 11-18 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KEIJI FUJIHARA: "Secretary IgA antibody in adenoids of children with otitis media with effusion" Recent Advances in Otitis Media Kugker Publications. 463-466 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 九鬼 清典: "咽頭扁桃の加齢による変化(第2報)ー免疫担当細胞の分布ー" 日本扁桃研究会会誌. 32. 21-24 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 赤城 ゆかり: "上咽頭検出菌の加齢による変化" 口腔・咽頭科. 5. 59- (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 國本 優: "唾液中の再活性化EBウイルスと扁桃" 日本扁桃研究会会誌. 31. 18-21 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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