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PCR法による口腔白板症における癌遺伝子発現異常の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03454465
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

石田 武  大阪大学, 歯学部・附属病院, 助教授 (50028768)

研究分担者 岸野 万伸  大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員
福田 康夫  大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (20238489)
ISHIDA Takeshi  Osaka Univ.Dent.Sch.Hosp., Clicical Laboratory, Assoc.Prof. (50028768)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
キーワード口腔白板症 / 扁平上皮癌 / p53 / DNA変異 / 白板症 / DNA増幅 / PCR
研究概要

舌に発生した扁平上皮癌11例、白板症9例、正常歯肉2例のフォルマリン固定パラフィン包埋材料および扁平上皮癌培養細胞A431よりDNAを抽出し、PCRによってp53遺伝子のexon5〜8部分をそれぞれ増幅させた。パラフィン切片からDNAを抽出する方法は、chelating vesinおよび界面活性剤を用いた方法では増幅産物が得られず、脱パラフィンの後、proteinaseKで消化した材料をPCR-templateとすることで増幅産物が得られた。この増幅産物を濃度勾配ポリアクリルアミドゲルで電気泳動し、銀染色でDNAを可視化してp53遺伝子の変異の有無を検索した(PCR-SSCP)。変異バンドの同定がやや困難であったが、扁平上皮癌1例、白板症1例において変異と考えられる異常バンドが検出された。PCR-SSCP原法ではアイソトープを用いており、変異DNAの量が微量でも検出が容易であるが、本研究では一般検査室でも利用可能なp53変異検出系の確立を目指したため、銀染色による変異検出法を採用した。検出感度を上げるために、希釈したPCR産物をさらに同一プライマーで再度PCRにかけたところ、バンドは濃くなったが非特異産物のバンドも増幅されてきた。客観的な変異バンドの検出には、さらにアニーリングの温度を上げる必要があると思われた。前癌病変と考えられている口腔白板症におけるp53癌抑制遺伝子変異の意義を明らかにするには、PCR-SSCPの条件を吟味し、更に症例数を追加して検討することが必要と思われた。

報告書

(4件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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