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痴呆性老人のケアのための評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03454509
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

七田 恵子 (七田 惠子)  (財)東京都老人総合研究所, 看護学部門, 室長 (80072990)

研究分担者 矢部 弘子  東京女子医科大学, 看護短期大学, 講師 (60220216)
巻田 ふき (卷田 ふき)  (財)東京都老人総合研究所, 看護学部門, 研究員 (90219303)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード痴呆性老人 / 評価 / 健康状態 / 自覚症状 / 他覚症状 / 身体症状 / 精神症状 / 評価法 / 健康状態変化 / 生活変化 / ケア / 問題行動
研究概要

本研究の目的は、痴呆性老人のケアのための評価項目を探査することにある。看護婦は、痴呆性老人の身体的異常を早期に、的確に、察知し、対応しなければならないが、熟練した看護婦はあまり意識せずに適切に対処している。そこで、痴呆性老人の健康状態の変化を、看護婦がどのように察知し、どう判断するか、幾つかの方法により分析を試み、ケアにつながる評価項目を見出だそうとした。(1)老人専門病院の病歴から精神症状および身体症状が記載してあるものを探し、どう対処したか拾い出す、(2)臨床場面での看護婦の判断とその根拠について討議した、
(3)老人専門病院の入院患者記録から入院時症状と確定診断名との関連を分析した。その結果、痴呆性老人の健康状態が悪い時は、表情、会話、意識状態、活動性、日常生活の変調といった全身状態として表現されることがわかった。ぼんやりしている、会話が少なくなった、日常生活での動きが悪くなったなど、身体症状というより、生活上に変調をきたす現れ方をした。痴呆群では、自覚的訴えができないためか、歩行困難、出血、発熱、喘鳴、黒色便、転倒、呼吸困難といった他覚症状で入院していた。家族は相当重い他覚症状が発現しないと受診しないようである。
痴呆患者は、自覚症状の訴えが少なく、他覚症状、全身症状、生活上の変調に注意して観察し、評価しなければならないと結論された。

報告書

(4件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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