研究課題/領域番号 |
03555019
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
材料力学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井上 達雄 京都大学, 工学部, 教授 (10025950)
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研究分担者 |
有本 享三 CRC総合研究所, 科学技術部, 課長
水野 衛 京都大学, 工学部, 助手 (70239250)
今谷 勝次 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (70191898)
星出 敏彦 京都大学, 工学部, 助教授 (80135623)
田中 喜久昭 東京都立科学技術大学, 教授 (80081256)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
1992年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1991年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 相変態 / 熱・力学 / プログラム / データベース / 焼入れ / 焼もどし / 溶接 / 鋳造 / ソフトウエア / 熱・力学解析 / 有限要素法 / 溶融・凝固 / 連続鋳造 |
研究概要 |
一般に、固体内の組織変化や溶融・凝固をはじめとする種々の相変態を伴う過程は、材料に生じる組織変化、温度、および応力・ひずみが相互に関連する複雑な現象である。これらの相互作用を当研究代表者らは、Metallo-thermo-mechanical couplingとよび、metallo-thermo-mechanicsの立場からその基礎理論の構築と、熱処理、溶接、鋳造、連続鋳造過程などにおける各種材料の相変態に伴う熱的・機械的特性のデータ収集および有限要素法によるシミュレーションとその実験的検証を行ってきた。これに対して、学内外の公的機関をはじめ、いくつかの民間企業からこれらの過程で構築した解析コードを使用したいとの要望が多く出されている。 そこで、本研究では、固体内部の相変態とくに熱処理のシミュレーションを目的とした汎用コード"HEARTS"を開発し、その解析に用いる各種の材料データおよび境界条件のデータを収集し、データベースとして"HEARTS"に組み込む作業を行った。このプログラムは、すでに10機関以上で実用化に供され、また国外からも問い合わせが寄せられている。 また、研究代表者らが開発した上記のコード“HEARTS"をさらに拡張するための準備として、溶融・凝固を伴なう溶接.鋳造.連続鋳造のシミュレーションを可能ならしめるコードの開発を行うとともに、解析に必要な材料や境界条件をデータベース化するための調査と若干の収集作業を終了した。
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