研究課題/領域番号 |
03555030
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 沼津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
柳下 福蔵 沼津工業高等専門学校, 制御情報工学科, 教授 (60043147)
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研究分担者 |
小林 重治 (株)不二精機製造所, 顧問
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 超砥粒ホイール / 液体ホ-ニング / ドレッシング / 目立て / 研削性能 / 砥粒の切れ刃分布 / 液体ホーニング / 超砥粒砥石 |
研究概要 |
ダイヤモンドおよびCBNに代表される超砥粒ホイールは、その優位性が認識され、加工現場で硬脆材料の研削加工に普及しつつあるが、高価な超砥粒ホイールを技術的にも経済的にも有効に活用するための最適なツル-イング(整形)およびドレッシング(目たて)法はいまだ確立されていない。 筆者等は、水あるいは研削液と研磨剤の混合液(スラリー)を比較的低圧力(0.3〜0.4MPa)の圧縮空気により噴射する液体ホ-ニングをツル-イング後の超砥粒ホイールのドレッシングに適用して、その優位性を確認するための実験・研究を継続的に実施してきた。 その結果、以下のことが明らかとなった。 1.ダイヤモンドホイールで各種セラミックスを研削する際発生する激しい目づまりが、液体ホ-ニングによるブラストドレッシングを適当とすると容易に除去できる。 2.メタルボンド、レジンボンドおよび鋳鉄ボンドのダイヤモンドホイールに対して、ツル-イング後、液体ホ-ニングによるブラストドレッシングを適用するとボンド材のみが選択的に除去され、ブラスト時間を加減すると、砥粒突き出し量が微妙に調整できる。 3.ブラストドレッシングしたホイール表面の砥粒は、その保持力が強固であり、ホイール作業面は理想的な切れ刃状態になっている。その結果、研作動力、研削力、仕上面粗さおよび研削比の全てにおいて良好な研削性能を示し、経済的にも効果が大きい。 4.有気孔のビトリファイドCBNホイールに合成樹脂を研磨剤としてブラストドレッシングを適用すると、仕上面粗さが向上する。 5.ブラストドレッシングにより、ダイヤモンドおよびCBN砥粒が微小破砕し、一個の砥粒内に複数の微小切れ刃が形成される。
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