研究課題/領域番号 |
03555090
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 金沢工業高等専門学校 |
研究代表者 |
得永 嘉昭 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (00072174)
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研究分担者 |
南川 俊治 石川県工業試験場, 機械電子部, 研究員
千徳 英一 金沢工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (20154677)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 光音響効果 / 光音響顕微鏡 / エポキシ樹脂 / 高分子材料 / He-Neレーザ / バッキング材 / He‐Neレーザ / 内部傷 / He-Neレ-ザ / マイクロホン / セラミックス / 非接触測定 |
研究概要 |
私達は誰でもが簡単に使える光音響顕微鏡のハードウェアとソフトウェアを開発した。まず各種材料の表面傷や内部傷の計測の映像化を試み、この顕微鏡が充分に使えることを明らかにした。さらにその顕微鏡を使って測定したエポキシ樹脂の内部傷に関する一連のデータから樹脂内での光音響信号の発生とそれがマイクロホンに達する伝搬モデルの構築を試みた。 その成果の主な点は以下の通りである。 1.樹脂下のバッキング材としてアルミ,黒色PPと白色PPを使い、それぞれの場合に対する傷信号を振幅位相の立場から検討を試みた。アルミや白PPのような反射型バッキング材ではPA信号は樹脂内で発生すること。これにたいして黒PPの場合は樹脂とバッキング材の界面で発生すること等を明らかにした。 2.その伝搬経路についてはバッキング材と樹脂との間の数十μmの不完全接触性がマイクロホンへのPA信号の伝搬路を形成していることを実験的に明らかにした。 3.材料の物性評価のためにBoxcar積分器を使うPA信号のFFT分析法の開発を行った。発生PA信号の立ち上がり、立ち下がり時間を解析することで、材料の熱的性質を解明できると予想し、実験を行った。しかしBoxcar積分器は本質的に計測時間が長くなるという問題点があり画像をいかに短時間に精度良く作成するかの検討を試みた。その結果従来のロックインアンプを使う方法と同程度の短時間に画像を計測する技術を確立することができた。
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