研究課題/領域番号 |
03555106
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
國島 正彦 東京大学, 工学部, 教授 (00201468)
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研究分担者 |
山田 一宇 前田建設工業(株), 技術研究所, 所長代理
野尻 陽一 鹿島建設(株), 技術研究所・取締役, 副所長
小沢 一雅 東京大学, 工学部, 助教授 (80194546)
上田 多門 北海道大学, 工学部, 助教授 (00151796)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | 締固め不要コンクリート / 技術評価 / 製造システム / 品質管理 / サンドイッチ構造 / 施工性 / 耐久性 / 公共調達 / 締固め不要コンクリ-ト / 供用性 / 費用便益分析 / 打継ぎ処理 / 型枠の側圧 / ポンプ圧送性 / プレキャスト型枠 |
研究概要 |
初年度の研究成果に基づいて、締固め不要コンクリートの施工技術を初期建設費、耐久性、施工性、供用性の基本的特性を考慮して総合的に評価できる体系を構築することができた。次年度では、この評価手法による締固め不要コンクリートの優位性を我国において最大限に発揮できる、鋼コンクリート合成構造を実用化する鋼コンクリートサンドイッチ構造設計体系を構築することができた。さらに、施工の合理化を図る鋼材配置やコンクリートの打設方法の開発を行った。 それと並行して、締固め不要コンクリートの製造システムと品質管理手法の確立を目指した実験と解析を行った結果、いくつかの配合設計法に関する新しい知見とレディーミクストコンクリート工場で締固め不要コンクリートを製造できる目処が得られた。2段階練りまぜ方式に基づく工場での製造品質管理システムの構築と施工現場におけるコンクリートの間隙通過性に基づく受入れ検査装置の開発を行うことができたのである。 コンクリート橋脚に締固め不要コンクリートを適用した場合の数種類の施工システムを考案し、これを総合的技術評価できたが、橋脚以外のコンクリート構造物を検討するまでには至らなかった。 今後は、コンクリートの製造・品質管理システムが確立されつつある背景に基づき、締固め不要コンクリートの優位性を活かせる様々な種類のコンクリート構造物の施工システムの開発と技術評価に関する研究が行われることが期待される。
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