研究課題/領域番号 |
03555199
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
梶内 俊夫 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30016555)
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研究分担者 |
田中 裕之 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (10155161)
斎宮 英紀 東京工業大学, 工学部, 助手 (10016553)
川崎 順二郎 東京工業大学, 工学部, 助教授 (40016556)
仲 勇治 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (50026283)
正田 誠 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70023489)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 抗生物質 / 分離システム / 支援システム / 水性二相分配 / 液膜分離 / 会合抽出 / クロマトグラフィー / 分離・精製プロセス / 分離支援システム / 分離・精製 / 分取クロマトグラフィー / マクロライド系抗生物質 / エリスロマイシン / 粗培養液 / 溶媒抽出 / 協同効果 / 水性2相分配抽出 / 分取液体クロマトグラフィ- / 生理活性評価 |
研究概要 |
抗生物質分離構成支援システムの開発について、計算機援用システムの開発と、知識情報蓄積のために基本となる分離技術の新しい展開を実験的に追求した。 抗生物質と呼ばれるものは極めて多種にわたっており、全ては一括して記述することは不可能であり、また、無意味である。そこで、まず、分離シーケンスの基本条件を整理し、システムの基本設計を行った。分離目的、分離操作の選択基準、入力情報の属性を整理し、システム構成の概念を示した。つぎに分離機能モデルによる各分離操作の意味表現を行い、分離機能の保持する属性でデータ構造を明らかにし、分離プロセスのスケルトンの形式論的自動生成により、情報や知識の使用箇所を明示した。さらに、設計の実現のためのオブジェクト指向方法論の適用の意義を示した。 抗菌性ペプチド抗生物質の生産と分離では、枯草菌Bacillus subtillisが生産する抗菌物質の培養液からの分離・精製を行い、構造上の相違点を明確に意識した分離法の選択方式の必要性を示した。 支援システムの詳細設計に必要なデータは不完全の状態にある。そこで、マクロライド系抗生物質の分離・精製技術の新展開として、水性二相分配、液膜法、会合抽出法の適用について実験的検討を行い、各手法の特徴を明らかにし、基本データを蓄積した。また、クロマトグラフィーのスケールアップに対する分離シミュレーションの手法を開発した。 以上の情報を、提案した支援システムに組み込むことにより、詳細設計に近付くことが期待できる。
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