研究課題/領域番号 |
03556009
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用生物化学・栄養化学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
栗原 良枝 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90017715)
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研究分担者 |
赤羽 丈明 旭電化工業(株), 開発研究所, 研究員
大谷 裕之 横浜国立大学, 教育学部, 助手 (30213763)
栗原 堅三 北海道大学, 薬学部, 教授 (00016114)
中谷 一泰 昭和大学, 薬学部, 教授 (40053855)
山下 治之 旭電化工業(株), 研究員
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1991年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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キーワード | 甘味タンパク質 / マビンリン / クルクリン / 耐熱性タンパク質 / アビンリン / 甘味蛋白質 / 甘味誘導蛋白質 |
研究概要 |
1.マピンリン同族体の精製法を確立した。中国雲南地方で採取した種子を石油エーテルで脱脂したのち、0.5M食塩水で抽出した。抽出液を硫安で塩析したのち、CM-セファロースカラムを用いて分画した。各画分をイオン交換クロマトグラフィーおよびゲルろ過により、さらに精製した結果、5種類のマビンリン同族体(I-1,I-2、II,III,IV)を得ることに成功した。 2.免疫化学的手法により検討した結果、マビンリンIIの抗体と他の甘味タンパク質(モネリン、ソーマチン)および甘味誘導タンパク質(ミラクリン、クルクリン)との間には、交差反応がみられなかった。一方、マビンリンIIの抗体は、他のすべてのマビンリン同族体と交差反応を示した。 3.マビンリンの同族体の甘味活性の熱安定性を比較した。II、III、IVの活性は80℃で1時間加熱しても失活しなかったが、I-1のそれは失活した。 4.マビンリンI-1、III、IVの全一次構造を決定した。各同族体のアミノ酸配列順序には、高い相同性がみられた。とくに、I-1とIIIでは3個のアミノ酸が異なるだけであった。このうち1個はIVに存在しないし、もう1個はIIで置換がみられないので、残りの1個のアミノ酸残基(B鎖の47番目)が熱安定性に寄与していることが明らかになった。 5.マビンリン同族体のシステイン残基は、A鎖には2個、B鎖には6個存在し、これらはすべて同じ位置にあり、また、ジスルフィド結合の位置もすべて同じ位置に存在することを明らかにした。
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