研究分担者 |
金崎 邦文 東京カナサキ, 研究員
岩岡 正博 東京大学, 農学部, 助手 (40213269)
田坂 聡明 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (20147474)
仁多見 俊夫 東京大学, 農学部(林), 助教授 (20192255)
小林 洋司 東京大学, 農学部, 教授 (00111394)
田中 正郎 ノアテック, 研究員
酒井 秀夫 東京大学, 農学部, 助教授 (70126069)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1991年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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研究概要 |
急傾斜不整林地における森林作業,特に下刈などの育林作業を機械化するためのベースマシンとして脚式車両を開発している。平成3年度に製作した機体は,前2脚はナックルブーム機構,後4脚はパンタグラフ機構の全部で6本の脚を持ち,油圧によって動作する。また6本の脚各々が独立したCPUによって制御され,さらに別のCPUで統合制御を行うマルチCPUシステムを採用している。 機体の改良 実験を遂行する上で,強度が不足していると考えられた各部を補強した。 制御システムの検討 小型模型を作成してシミュレーション実験を行い,6本の脚を同調させて歩行させるための制御システムを再検討した。 制御ソフトウェアの改良 前2脚はナックルブーム式,後4脚は側倒パンタグラフ式という,形式の異なる複数の脚を同期させて歩行動作を行うためのアルゴリズムと通信プロトコルについて検討した。このアルゴリズムに基づいて作成した制御ソフトウェアを組み込んで動作実験を行い,予定通りの結果を得た。 実作業への適用可能性 車両に搭乗する操作者の車両の挙動に対する反応について検討した結果,従来の車両の操作者は,路面状態の悪化によって緊張感が高まることがわかった。したがって,脚式車両が地表状態に無関係に歩行可能であれば,実作業において操作者の負担を軽減できると考えられる。
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