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AEによるシロアリ被害検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03556024
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関京都大学

研究代表者

野口 昌巳  京都大学, 農学部, 教授 (00026501)

研究分担者 川元 スミレ  農林水産省, 森林総合研究所, 研究官
奥村 正悟  京都大学, 農学部, 助教授 (40109046)
澤田 豊  京都大学, 農学部, 助手 (80226076)
藤井 義久  京都大学, 農学部, 助手 (10173402)
今村 祐嗣  京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (70151686)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1991年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
キーワードAE / シロアリ / 検出システム
研究概要

アコ-スティック・エミッション(AE)の測定技法を用い、シロアリの摂食活動に伴う木材の微小破壊によるAEを検出し、木造家屋等におけるシロアリの被害を非破壊的に検出するポ-タブル型のシロアリ探知器を開発した。本年度は小型のAE信号処理装置、事象計数用インタ-フェイスボ-ド、ノ-ト型パソコン等からなる計測系を構成して、シロアリ検出器の基本的な仕様を検討した。さらにこれをもとに、より装置の小型化を含めて、計測デ-タの種類、デ-タの処理・記録方法等に関して装置の改良を行いその性能を検討した。さらに試作した装置を用いて以下のようなシロアリ検出のための基礎的実験を行った。
(1)シロアリ食害活動によるAEの特性を検討した。
小試験片内、小数シロアリの食害活動によるAEの検出の可能性、職蟻・兵蟻の構成比率とAE発生率との関係、AE発生率の時間変化と摂食活動の周期性との関係、光・振動等の刺激や気温変化とAE発生率との関係、樹種やシロアリの種類とAEとの関係、食害の経過とAEの発生数との関係、一次元位置標定の手法の加害部位探索への適用、屋外杭状試験体内のシロアリ食害の検出の試み
(2)実際の木造家屋部材への適用上の問題点の検討
実大寸法のシロアリ食害材でのAE検出の可能性、実際の加害家屋におけるAE検出実験、環境雑音の検討。
(3)最適センサ・測定系の設計
共振周波数の異なるAEセンサを用いてのAE検出実験、シ-ト状センサ、センサの部材への取付方法の検討、実大材でのAE波の伝搬特性の検討、センサの部材への取付方法の検討。
今後AEのシロアリ食害検出への適用性をさらに検討した上でセンサ・計測系の最適化を計る予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Fujii,Y.,Noguchi,M.,Imamura,Y.,Sawada,Y.: "Development of Termite Detector using AE Monitoring" Forest Products Journal.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 藤井 義久,今村 祐嗣,野口 昌巳: "AEによる木材加害昆虫の活動の検出" 木材工業.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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