研究課題/領域番号 |
03557083
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山下 敦 岡山大学, 歯学部, 教授 (00066995)
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研究分担者 |
川上 浩司 (川崎 浩司) 岡山大学, 工学部, 助手 (90214600)
馬場 充 岡山大学, 工学部, 助教授 (80156538)
矢谷 博文 岡山大学, 歯学部, 助教授 (80174530)
小西 忠孝 岡山大学, 工学部, 教授 (20025935)
鷲尾 誠一 岡山大学, 工学部, 教授 (20026222)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
1993年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1992年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | 下顎運動計測装置 / 6自由度 / 非接触型 / PSDセンサー / 非接触式 / 非接触型6自由度下顎運動計測装置 / 三次元下顎運動計測装置 / 非接触式半導体位置検出素子 |
研究概要 |
本研究は顎口腔機能総合診断システムの実用化を目標として、まずシステムの中核をなす下顎頭を含む下顎任意点の運動記録が性格に行え、しかもコンパクトで汎用性のある下顎運動計測装置の開発を行ったもので、以下の成果を得た。 1.LED位置にに対するPSDの出力特性を正確に評価できる補正式を提案した。この式を用いることにより、PSD単体の測定誤差は、正面用では0.050mm、右側用では0.040mm、左側用では0.038mmとなり、高精度での測定が可能となった。 2.被験者頭部の固定が不要で、上下顎を連結しない、非接触型の、コンパクトな、汎用性のある装置の開発を行うことができた。 3.今回考案したPSDの関係評価式、およびNewton-Raphson法による3次元データ処理により、XY、YZ、ZX平面内での移動、および回転の静的移動の測定精度が、それぞれ0.099、0.105、0.181mmと高精度計測が可能な測定装置となった。 最大開閉口運動を想定した動的回転運動に対しても検証を行い、高精度の測定が確認された。これらにより実際の下顎限界運動全域における高い信頼性が確認された。 以上のように本研究では、下顎運動計測装置の開発を行い、下顎限界運動全域を高速かつ高精度で、6自由度解析できるまでになった。 今後は最終目標である、下顎運動解析、咀嚼筋筋電図、顎関節雑音の3者の同時記録が行え、顎機能の解析が行える顎機能総合診断システムへと発展させて行きたいと考えている。
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