配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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研究概要 |
救急蘇生術訓練用患者シミュレータを用いた蘇生術訓練用を目的としたマルチメディアを応用した手技獲得型総合CAIシステムの開発と評価を行った.一次救命処置に必要となる手技について検討・基礎教材の開発を行い,パーソナルコンピュータMacintosh上で作動するHyper Cardを用いたマルチメディア教材を作成した.本教材は文字,絵,動画,音を有機的に組み合わせることで,これまで理解することが困難であった心臓マッサージの圧迫部位,ストローク,気道確保のイメージなどを直感的に理解することが容易なものとした.さらに訓練中の術社の姿勢の良否,心臓マッサージ時の肘関節の屈曲状態等を適宜VTRに収め,実習中に訓練生に呈示することで蘇生術の効果の判定および改善に役立てるためのコンピュータ制御システムを開発した. 訓練中はコンピュータの画面やインジケータを見ることが困難であり,特にマウス・ツ-・マウスによる人工呼吸を担当する訓練生には音声により,一回換気量の良否を音声により知らせるシステムを付加した.これらは心肺蘇生術訓練用患者シミュレータからの各種信号をホストコンピュータにより解析・判定することでリアルタイムに訓練生に指示が画像および音声により与えられるようになっている. 本研究により開発した訓練システムの有用性は看護短期大学学生に対する実習において確認され,これまでの教官による指導と同等の教育効果が期待できることを確認した.
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