研究課題/領域番号 |
03558017
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質生物化学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
三井 幸雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (40012637)
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研究分担者 |
永嶋 伸也 味の素(株)中央研究所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1991年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | イメージング・プレート / X線解析 / 蛋白結晶学 / 蛋白質の立体構造 / イメ-ジング・プレ-ト / X線回折計 |
研究概要 |
イメージングプレートを利用したX線回折計として、本研究の申請書に記載した実験室内の系(理学電機(株)製のR-AXISIIcを使用)と、高エネルギー研フォトン・ファクトリーのワイセンベルグ・カメラを使用した系の双方に関し、迅速な蛋白質立体構造決定システムの確立に努めた。その結果、二つの系のいずれかについても、極めて高性能のシステムを開発することに成功し、いくつかの蛋白質の構造の解明、又は精密化に成功した。以下項目に分けて述べる。 1)実験室内のイメージング・プレートX線回折計の整備。 平成3年度購入の『イメージング・プレートX線回折計用ゴニオメーター部』と、平成4年度購入の『イメージング・プレートX線回折計用マイコンシステム』を既有の部分と組み合せ、Ethernet網で既有のコンピューター・グラフィックス装置と接続した。 2)高エネルギー研のワイセンベルグ・カメラで収集したX線回折データを、当研究室の既有のコンピューター・グラフィックス装置に入力して、構造解析を行うルートを確立した。 3)上記の1)及び2)の設備により以下の蛋白質の結晶構造解析に成功した(かっこ内は適用した方法論を示す):インターフェロン-β及びリボヌクレアーゼRh(重原子同型置換法による新規の構造解析);SSI-トリプシン複合体(分子置換法による構造解析);人工変異SSIとサブチリシンとの複合体(差フーリエ法による構造解析);SSI-サブチリシン複合体(高分解能での構造精密化)。
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