研究課題/領域番号 |
03559003
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)
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研究分担者 |
吉川 眞司 京都大学, 文学部, 助手 (00212308)
桶谷 猪久夫 大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (90169269)
柴山 守 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (10162645)
久保 正敏 国立民族学博物館, 助教授 (20026355)
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (50066411)
岩崎 宏之 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (50087904)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1993年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1992年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1991年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 東洋学 / 画像データベース / CD-ROM / タイ語 / 中国学 / 日本史 / マルチメディア情報 / 漢字フォント / 情報 / 画像情報圧縮 / 画像入力 / 索引作成 / 古文書 |
研究概要 |
人文科学の研究は個人レベルで行われることが多く、データベース開発はできるだけ安価にすべきである。従って、検索に用いるための情報はできるだけ自動的に付加するべきである。テキスト及び画像データは量的に膨大なことが多いので、人手でこの情報を用意するのは実際上不可能である。本研究では、8ミリビデオテープを画像格納媒体とした。テープを用いる際の問題は、所要の画像を検索するのに長い時間を要するからである。この難点を避けるため、ビデオカメラとGPS等のセンサをパソコンを接続し、センサ出力を自動的にパソコンのフロッピ-ディスクに転送した。この出力は後でカメラをワークステーションで接続して、静止画像を抽出するのに用いられ、静止画像は安価な媒体であるCD-ROMに記録される。本研究では、画像及びテキストを格納した5枚のCD-ROMを作成し、開発に用いた。GPSセンサは撮影場所が不明の場合に有力な手掛かりになる。また撮影方向を検出するセンサも利用した。 また、安価なカメラは解像度が低いので、手書き文字が書かれた巻物のような古文書の画像入力には、部分的に拡大して撮影する必要がある。本研究では、自動的にこのイメージを接続する技術開発を行ったが、これも画像データベース開発を経済的に行うのに役立つ。 テキストデータベースについては、日本古代史書の続日本紀、タイ国の法令集である三印法典を、京都大学大型計算機センターで利用者に公開している。しかし、本研究では主として画像情報(景観画像や古文書画像)の入力や利用に重点を置いて研究開発を行った。 また、毎年1回、東洋学へのコンピュータ利用についてシンポジウムを開き、研究成果を公開した。ビデオ画像から実時間での字幕の抽出やカメラの撮影方向の検出も試みた。
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