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青少年の愛他行動と課題達成行動の関連性と媒介要因の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610061
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関東洋大学

研究代表者

杉山 憲司  東洋大学, 文学部, 教授 (00082636)

研究分担者 中里 至正  東洋大学, 文学部, 教授 (30058036)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード愛他行動 / 達成行動 / コンピテンス尺度 / 価値観 / 共感性 / 自己過程(意識)
研究概要

本研究は課題達成行動24問、愛他行動60問、それに媒介変数として価値観、認知されたコンピテンス尺度(修正日本語版)、自己過程に関わる生き方、共感性の4変数合計77問にフェイスシ-トよりなる調査票を作成実施した。調査対象は中・高あわせて260人に実施した。
課題達成行動は達成(AI)基準として長期的展望、失敗回避、卓越基式、独自の方法の4つ、達成行動の課題領域として技能・スポ-ツ、音楽・芸術、学校・職業、対人・社会活動の4つ、達成行動が担う対象の広がりとして個人的、家族・友人、社会一般・未知の人を含めての3つを枠組みとして作成した。因子分析の結果、5因子が抽出された(票本数570、変量24、5因子の累積寄与率43.3)。回転後(回転基準はバリマックス回転)の因子と変量の関係から、第1因子は学校課題、第2因子は社会貢献、第3因子は友人関係課題、第4因子は独自性課題、第5因子は個人的スキルと仮に命名した。
愛他行はこれまでに、幼稚園児の母親の愛他性調査や、国際比較等の因査に使用したもので、現在分析中であるが、以前の分析では、第1因子は援助(バスの座席譲り)、第2因子は緊急援助(道で倒れた人を助ける)、第3因子は分与(登山中に水を分ける)、第4因子はボランティア(水泳の指導)、第5因子は募金(発展途上国の恵まれない子)と命名されている。
そこで、取り合えず、愛他性総合と課題達成の5因子各々とのクロス集計を行った。結果は 第1因子(学校課題)は危険率5%、第2因子(社会貢献)5%、第3因子(友人関係課題)0.1%、第4因子(独自性課題)5%、で何れも愛他行動する人が達成行動も行うという関係が有意に認められた。第5因子(個人的スキル)は関係が認められなかった。他の媒介項目等との関連については現在分析中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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