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VDT(Visual Display Terminal)作業者の健康障害の予防に関する保健社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610096
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関長野大学

研究代表者

牧野 忠康  長野大学, 産業社会学部, 教授 (40199659)

研究分担者 石川 孝夫  (財)東京社会医学研究センター, 理事研究員
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードVDT作業 / 視機能障害 / 頚肩腕障害 / 精神障害 / 慢性疲労 / ストレス / 健康障害の予防 / 保健社会学
研究概要

1.7年間のVDT健診と面接調査で得られた労働衛生学的、保健社会学的なVDT作業の健康問題構造
(1)視機能障害、頚肩腕障害、得神障害の三大健康問題の成分が存在し、精神、神経および筋骨格系の慢性疲労とストレス兆候が主成分となっていることが確認された。
(2)若年層では近視もしくは仮性近視の進展による視力低下が急速かつ著明な者が目立ち、概ね40歳頃からは老眼の進展による視機能不適格傾向の者が目立つこと、若年層で残業時間の長いことや好ましい保健行動の低いことが目立ち、中高年齢層では好ましい保健行動は高いことが認められた。
(3)健康問題発現の契機は、VDT作業のみならずいわゆる一般事務作業と混合する作業全体において個人レベルでは平均VDT作業一連続作業時間が60分を越える者、一日作業時間が長い者に健康問題を抱える者が多く、組織的にはシステム変更の前後に健康問題が発現する傾向が認められた。
2.VDT健診への参与観察および健康診断結果の総括評価で得られた健康問題発生予防の方法
(1)VDT作業者健診一次スクリ-ニング用の質問票を開発して二次健診受妻者を選別し、二次健診では医師とソ-シャルワ-カ-が職場環境や作業状況および自覚的な健康問題を聴取しつつ保健医療相談に多く時間を確保した特殊健康診断をシステム化して断続的に実施した結果、個人の保健行動の変容の促進および職場の作業環境と作業条件の改善に有効であることの示唆を得た。
(2)健診の戦略目標として、個人的な保健行動の変容を促進することも重要な課題であるが、作業環境や作業条件の点検や改善を目指した組織的な保健行動の変容がより重要かつ有効であることが確認された。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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