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日本家族の血縁的連続性・非連続性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610099
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関龍谷大学

研究代表者

坪内 玲子  龍谷大学, 経済学部, 教授 (80081032)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード「家」 / 家督相続 / 血縁養子 / 婿養子 / 沖縄士族 / 盛岡武士
研究概要

日本の伝統的家族は、「家」を中心にその世代的永続性を理念として形成され、男系(文系)長子による継承がその中心部を占めていたが、資源(土地、俸祿等)の限定性に影響された比較的少ない出生児数とその中での高い死亡傾向によって、女子や養子による継承が無視できない程に存在した。
本研究では,これらの次善の方法の出現頻度とそのパタ-ンを明らかにするために,これまで行ってきた東北地方の盛岡を中心とする南部氏一族の系譜および沖縄本島の首里士族と久米村士族における家譜の分析を更に進めると同時に,盛岡市,那覇市,平良市などで地方図書館等に保存された地方誌,慣行等にかかわる周辺資料の収集を行った。
南部氏においては,血縁に無関係な養子がしばしば行われ,沖縄では血縁養子が重視されるが,その実態が統計的に確認されるとともに,それぞれの地方の慣行や親族集団のあり方がこれらの選択にかかわっていることが明らかになった。
また,福井縣坂井郡坂井町および丹生郡越前町左右などにおいて「宗門人別帳」記載事項と現在との連続性を検討するために,町役場や教育委員会で資料を収集したほか,それぞれの集落において聞きとりによる資料の補足を試みた。この研究計画は、もともと2年に亘る予定で申請したが、それに対して1年分の研究費が認められたものであり,平成3年度には主として資料の収集,補充を行った。次年度はこれまでに収集された資料の分析,公刊を目指す予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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