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生徒の非言語行動に関する教師の読解力分析ー生徒の表情を中心としてー

研究課題

研究課題/領域番号 03610118
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関上越教育大学

研究代表者

平山 満義  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20110637)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード相互作用分析 / 非言語行動 / カテゴリ-分析 / 表情分析
研究概要

(研究目的)
本研究は、教師が授業の中で指導の手だてを選択する際、重要な手がかりとなる生徒の表情、姿勢から彼らの理解状態と学習態度を捉えることができるか否か、そして、教師の教職経験または生徒の成績差は生徒の理解状態と態度の読解に影響するか否かを検証することを目的とした。
(研究方法・結果)
本研究目的を実現するため、授業中の生徒の表情・姿勢の構造を量的に分析できる「カイネトグラム」法を採った。カイネトグラム法は元来、相互対話の分析に適するように開発されているが、本研究で扱う表情・姿勢の表出状態を分析する場合にも使える。本方法を使って、興味、努力、疲労、理解等の次元から彼らの教材理解レベルと学習態度の状態を時系列的にグラフ表示してみた。マイコンによりVTRを制抑して入力した表情読み取りデ-タを直接表示できるようなシステムを開発した。このシステムは、授業での生徒の教材理解レベルと学習態度を推定するのに役立ち、大変便利な道具であることがわかった。それ故、このシステムを使って、異なった教職経験を持つ教師の非言語行動読解力(リテラシ-)を分析した結果、これは教職経験にやや強い相関を持つが、生徒の教科の成績には無相関であることがわかった。
今後の課題として、本研究の結果より、理解状態と学習態度の読解力は教職経験に依存することが分かったが彼らのそうした読解力は何により形成されたかについて検討する必要がある。また、生徒の理解状態と学習態度の読み取りをより正確にするために、信頼性と妥当性の検証が必要となる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平山 満義: "授業過程における生徒の表情・姿勢分析ー「カイネトグラム」法による学習態度と理解状態の読解についてー" 視聴覚教育研究(日本視聴覚教育学会編集). 22. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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