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旧制専門学校の人材養成に関する計量歴史社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610127
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関広島大学

研究代表者

片岡 徳雄  広島大学, 教育学部, 教授 (80033687)

研究分担者 山崎 博敏 (山サキ 博敏)  広島大学, 教育学部, 助教授 (10127730)
住岡 英毅  滋賀大学, 教育学部, 教授 (60024999)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード高等教育 / 教育社会学 / 産業教育 / 専門教育 / 計量歴史社会学 / キャリア / 旧制専門学校 / 計量歴史歴史社会学
研究概要

本研究の目的は、明治後期から昭和初期、すなわち20世紀初頭の約30年間における日本の旧制高等工業学校および高等商業学校における人材養成の社会的機能を分析することにある。
特に、我々は各学校卒業者の初職から昇進、転職などのキャリアを中心に分析を行った。また、高等商業学校については、入学者の出身階層についても検討し、高商が行った人材養成の過程を社会移動の視点からも明らかにした。この分析には、彦根高等商業学校、山口高等商業学校、名古屋高等工業学校の三校の卒業生名簿を用した。
まず、戦前の日本における高等専門学校の卒業者の傾向を概観した。第二に、各学校卒業者の初職から昇進、転職などのキャリアを分析した。主な分析の結果をまとめれば、以下のようになるであろう。
1)彦根高商入学者は昭和初期には、旧中間層出身者が中心であったが、その後、新中間層が増加し、高校・帝大入学者の出身階層に近づいた。
2)山口高商卒業生は、ほとんどが民間企業に就職したが、就職地は、東京、大阪などの大都市圏が中心であった。
3)名古屋高工の卒業生は、初職は公務員や軍事関係が多くなっていた。しかし、彼らのは、卒後10年目までに大きく移動し、とくに民間企業に流出する者が多くなっていた。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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