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わが国における異文化理解の理念と実態に関する教育人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610154
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 文化人類学
研究機関九州大学

研究代表者

丸山 孝一  九州大学, 教育学部・附属比較教育文化研究施設, 教授 (80037035)

研究分担者 成末 繁郎  九州大学, 教育学部・附属比較教育文化研究施設, 助手 (70237600)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード異文化理解 / 少数民族 / 民族教育 / 国際化 / 教育人類学 / 教育民族誌 / 国際教育 / 文化摩擦
研究概要

近年、国際化が進行し、異文化理解の教育が現代わが国における教育の基本的課題となってきているという命題を前提として、本研究は開始された。
まず、本研究は、今日の小中学校における異文化理解の教育がいかに行われているかについて、その実態を明らかにすることを目的に行われた。まず、小学校5、6年生及び中学1、2年生の国語、社会、地理、歴史等の教科書を取りあげ、この中で、異文化、少数民族に関する取扱い方に関する分析を行った。その結果、外国名、民族名の使用頻度や記述されたペ-ジ数を見ると、依然として欧米緒国に大きく偏っていることが判明した。いる程度、予想されたことではあったが、わが国の学生、生徒たちの間に、発展途上国の七化に対する正当な理解を促す上で、重要な問題を提起そていると考えられる。
次に、異文化理解の教育を実施している事例研究を行った。それは、いわゆる「国際学級」と称されるもので、北九州市内のいくつかの小学校で行われているものである。そこでは、韓国の伝統文化に関する具体的な理解を進めるために、陶器製作の歴史をはじめ、日常的な場面からの異文化理解の教育が実践されている模様が明かとなった。
また、国際交流の実践に関する事例として、福岡市における事例をいくつか取りあげた。そこでは、スポ-ツ交流がかなり盛んであることが判明したが、完全にシステム化していないため、特定のボランティアや関係者に局限されている達が問題であると考えられる。この点の調査は、まだ継続中である。
異文化理解の教育に関する文献を収集した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 丸山 孝一: "マイノリティ教育民族誌方法論(2)" 九大比較教育文化研究施設紀要. 43号. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山 孝一: "やる気の社会文化的条件" 教育と医学. 4月号. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山 孝一(共著): "子どものしつけと文化" 日本家政学会編「子どもの発達と保育・教育」. 160-166 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山 孝一: "地方からの発想" 市町村ふくおか. 第17号. 4-11 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山 孝一(共同製作): "中国西域の少数民族" ビデオ、福岡市博物館蔵. (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 成末 繁郎: "フェミニスト人類学の可能性" 九大比較教育文化研究施設紀要. 43号. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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