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戦国大名領国における政治的統合の研究-大名と国衆的有力家臣との関係を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 03610167
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関一橋大学

研究代表者

池 享  一橋大学, 経済学部, 教授 (20134885)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード国家 / 社会 / 領主制 / 検地 / 林請制 / 兵農分離 / 村請制 / 戦国大名 / 国衆 / 奉行人 / 政治的統合 / 在地領主制
研究概要

本研究においては、パーソナル・コンピューターを使ったデータ・ベース作成と、現地調査を通じた社会関係の復元作業が二本柱となっている。その内容は以下に記すが、重点が当初の研究計画と多少ずれることとなった。その理由については、「研究成果報告書」を参照されたい。
前者については、越後上杉氏の奉公人関係史料の入力作業と、甲斐武田氏の恵林寺領検地のデータ入力を行った。その結果は「研究成果報告書」に載せてあるが、大名検地の目的を在地支配体制との関係で検討する上で、有力な手掛りを得ることのできるデータ・ベースとなった。
後者については、越後阿賀北地方(有力な国衆の蟠踞する地域)と、安芸山里地方・周防山代地方(在地領主支配が弱く、大名領国への編入とともに直接支配下に入った地域)との調査を行った。両者の対比によって、在地支配体制の総合的評価が可能となる。
以上の作業から得られた成果の詳細は、「研究成果報告書」を参照されたいが、基礎史料であっても、その利用の仕方には荒いものがあり、コンピューターを利用した悉皆的分析によって、今まで見落とされてきた問題が浮かび上がってきたことは、この方法の重要性を再確認させるものであった。同様のことは、現地調査についてもいえる。問題関心の変化とともに調査内容も変わらざるをえないので、常にフィールドに立ち戻る重要性が再確認された。特に、現在景観の破壊が急ピッチで進行し、農山漁村の過疎化も進んでおり、この問題は時間との闘いともなっている。今回補助金の交付をうけて、重点的に作業を行うことができたが、今後も継続して行う必要性を痛感している。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 池 享: "中近世移行期における国家・社会との領主制" 人民の歴史学. 113. 1-4 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池 享: "戦国・織豊期の沼津" 沼津市史研究. 2. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] IKE SUSUMU: "STATE,SOCIETY,AND LANDLORDSHIP IN 16-17TH CENTURY" JINMIN NO REKISIGAKU. vol.113. 1-14 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] IKE SUSUMU: "NUMADU IN 16TH CENTURY(ACCEPTED)" NUMADU SHISHI KENKYU. vol.2. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池 享: "中近世移動期における国家・社会と領主制" 人民の歴史学. 113. 1-14 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 池 享: "戦国・織豊期の沼津" 沼津市史研究. 2. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 池 享: "中近世移行期における国家・社会と領主制" 人民の歴史学. 113. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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