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第二帝制ドイツにおける権威主義と家族関係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610198
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関名古屋大学

研究代表者

木谷 勤  名古屋大学, 文学部, 教授 (50030284)

研究分担者 若尾 祐司  名古屋大学, 文学部, 助教授 (70044857)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードドイツ第二帝制 / 政治エリ-ト / 大衆 / 統合 / 家族 / 婚姻 / 女性 / 自伝
研究概要

本課題研究においては、第二帝制期ドイツの政治エリ-トおよび大衆の両者について、家族関係にかんする基本的な諸問題の検討をめざしてきた。その成果は、つぎのようにまとめることができる。
(1)第二帝制期にかんする基礎的な文献の収集、および自伝・伝記史料のリストアップを行なうことはできた。(2)そのような研究文献に基づき、木谷勤は政治エリ-ト側における支配の枠組みを検討し、「ビスマルク」国家の統合機能と支配技術、さらに1890年以降のヴィルヘルム期における統合危機の性格を解明した。またヴィルヘルム期国民統合の事例研究として、1813年解放戦争の百周年記念式典について、その組織化の過程と国民の反響を検討した。(2)一方、家族・女性史アプロ-チから若尾祐司は、ドイツ民法典家族法規定や刑法典性犯罪関連規定に対する市民女性運動のたたかいを、成立期の女性運動を担った急進派を中心に検討し、ヴィルヘルム期における婚姻・家族観の対立や特徴を分析した。
以上の個別研究により、第二帝制ドイツの政治統合や婚姻・家族観をめぐるいくつかの特徴は明らかにされた。しかし、政治エトと一般民衆の双方について、その家族関係を本格的に検討し、両者を比較するには至っていない。そのためには、自伝・伝記史料を収集し、これについての個別研究を積み上げていく必要があることを痛感している。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 木谷 勤: "1813ー1913年ー解放戦争百周年記念式典をめぐる国家と国民ー" 名古屋大学文学部研究論集. 113. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 若尾 祐司: "第一次世界大戦前ドイツの市民女性運動ー1894ー1908年の急進派を中心にー" 名古屋大学文学部研究論集. 113. 57-81 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田 三千雄 編,木谷 勤,他: "シリ-ズ世界史への問い10,国家と革命" 岩波書店, 276 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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