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ポピュリズムと無産階級

研究課題

研究課題/領域番号 03610199
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関徳島大学

研究代表者

横山 良  徳島大学, 教養部, 教授 (30127873)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードポピュリズム / 農民運動 / アメリカ政治史 / 小作農民
研究概要

本研究においては、ポピュリズムと無産者階級の関係を、ポピュリズムと小作の関係に絞って考察してきた。この点については、研究代表者は既に1989年西洋史読書会大会において、「ポピュリストと土地問題」と題した発表において、カンザス州マリオン郡に的を絞った小規模なケ-ス・スタディを試み、ポピュリズムに参加した「小作」とは、「土地無し」農民という意味での純粋な小作ではなく、既に自分の土地を所有しているうえにさらに他人(地主)の土地を貸借している自小作農民ないし借地農民の可能性が強いことを示唆した。しかし、その際、考察の対象となったポピュリストとは、タウンシップ・レベルでのポピュリスト指導者にとどまり、さらにその下の一般ポピュリスト党員のレベルにおいて、小作がどのように運動に関わっていたのかは不明なまま残された。
この間、科学研究費補助金一般研究(C)を交付され、この点についての究明を続けた結果、少なくとも、アメリカ中西部のグラス・ル-ツの小作農民の間では、タウンシップ・レベルでの動向と同じような傾向がうかがわれるとの感触を得た。しかし、この点での結論を得るには、まず第一に、一般ポピュリト党員の実態と動向についての原史料による解明がなされておらず、現地調査による一次史料の調査・収集が不可欠であり、第二に、そもそもアメリカ中西部における「小作」なるものの実態究明が不可欠の前提であり、これについても、原史料を駆使した分析が必須である。そのため、研究代表者は「アメリカ学会連合」(American Council of Larned Societies)の1991年度「アメリカ研究奨学生」(American Studies Fellowship)を得て、1991年8月末から1992年3月末まで、対象地カンザス州中部での現地調査に赴くことにした。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 横山 良: "ポピュリストと土地問題"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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