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コンピュータにより初期近代英語の分詞構文の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610238
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 英語・英文学
研究機関大阪大学

研究代表者

今井 光規  大阪大学, 言語文化部, 教授 (60034584)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードエリザベス朝英語散文 / 初期近代英語 / 分詞構文 / 英語史 / コーパス言語学 / トマト・デロニー / トマス・ナッシュ / ジョン・リリー / トマス・デロニー / 英語分詞構文 / 英語発達史 / 英語文体 / コ-パス言語学 / トマス・デロニ-
研究概要

本研究の目的は,OCRを用いて独自のコーパスを作製し,エリザベス朝の散文作家 Thpmas Nashe,ThomasDeloney,John Lylyの英語について,分詞構文を総合的な視点(文を超えた談話分析,体の構文との関連)からコンピュータを用いて能率的に記述・分析することである。具体的には,まずOCRで読み取らせたテキストを自作のプログラムで加工してコーパスを作り,次に各種の検索を可能にするために,文の長さ,分詞句の位置,分詞の意味上の主語と先行文・句との関係,分詞構文の頻度など,分詞構文の分析に必要な約80項目を含むデータベースを作製した。
作製したデータベースに基づく様々な検索の結果の中で特に重要と思われるのは,取り扱ったすべての作者の英語において,分詞構文の使用されている文の語数が使用されていない文のそれより著しく大きいことである。この事実は従来明確な形では指摘されていなかったが,分詞構文の本質を考えるうえで示唆的であると思われる。
この研究の目的の一つは,コンピュータに専門的な知識のない英語研究者にも自力ですべての作業が行えるような形で,以上のような調査をパーソナル・コンピュータを用いて出来るだけ能率よく行う方法を探ることである。そのために,エディタ(Mifes)の簡易プログラム言語(Mil)を用いて,テキストを加工するための多数のプログラムを作成した。
今後の予定:同時代のPhilip Sidneyの英語を分析するとともに,ヘルシンキコーパスに収められている多様なジャンルの散文を今回と同様に分析して,共時的研究の対する通時的位置づけを補強したいと考えている。テキスト加工の更に便利なプログラムも開発したい。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 齊藤 俊雄: "英語英文学研究とコンピュ-タ" 英潮社, 352 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 中世英国ロマンス研究会: "中世英国ロマンス集第三集" 篠崎書林, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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