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日本語の「フレ-ジング」の指導法の開発についての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610256
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京農工大学

研究代表者

御園生 保子  東京農工大学, 農学部, 助教授 (00209777)

研究分担者 桐谷 滋  東京大学, 医学部・音声研, 教授 (90010032)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードフレ-ジング / 休止 / ポ-ズ / 統語的あいまい文
研究概要

フレ-ジング(表現意図に応じて文に休止を挿入し,休止によって区切られた句に適切なイントネ-ションを与えること)によって意味が変わるものとして統語的あいまい文を材料にして,ポ-ズの適切な位置と長さを検討している。
統語的あいまい文としては,[Vして]の主語が主文の主語[NP1]とも,埋め込み文の主語[NP2]とも解釈できる次の構造のものを使い,(1)・(2)・(3)の3種類のポ-ズの位置を設定した。
(例)おじいさんは(NP1)びっくりして(Vして)角から飛び出してきた男の子が(NP2)よけきれなかった
(1) NP1は(1) Vして NP2 Pred ([NP1は]のあとにポ-ズ)
(2) NP1は(1) Vして(2) NP2 Pred ([NP1は][Vして]のあとにポ-ズ)
(3) NP1は(1) Vして NP2(2) Pred ([NP1は][NP2]のあとにポ-ズ)
テスト文18,フィラ-文22あわせて実験文40を作成し,日本人学生を対象に予備的な実験を行った。その結果,[Vして]の主語の解釈は,(1)では埋め込み文の主語,(2)では主文の主語に偏る傾向が見られた。(3)ではすべて埋め込み文の主語と解釈された。(3)で[NP2]のあとにポ-ズを挿入するのは日本語のフレ-ジングとしては多少自然だとの評価を受けたが,あいまい性の解消という点では効果的であった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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