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ドイツ憲法の発展に与えたアメリカ合衆国憲法の影響についての憲法史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03620011
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公法学
研究機関京都大学

研究代表者

初宿 正典  京都大学, 法学部, 教授 (40024088)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードドイツ憲法 / フランクフルト憲法 / アメリカ合衆国憲法 / ドイツ三月革命 / 三月革命
研究概要

本研究は,従来のドイツ憲法研究ではほとんど詳細な検討がなされてこなかった,アメリカ合衆国憲法がドイツ憲法に与えた影響という観点に焦点を当てて,これを明らかにするという目的をもって企画されたものであり,とりわけ1849年のいわゆるフランクフルト憲法の歴史的意義を検討することをめざすものである。その一環として,すでに平成4年9月には,フランクフルト憲法の基礎資料たる同憲法の邦訳を発表した(法学論叢131巻6号,1992年9月)。ドイツの近代以降の諸憲法のうち,ビスマルク憲法,ヴァイマル憲法および現行の基本法等々については,すでにこれまでにいくつもの邦訳が出ているが,フランクフルト憲法については,まだまとまった形の邦訳は公表されてこなかった。これは,わが国の従来の憲法学において,どちらかといえば,実定憲法が実際の当該国家においてどのように運用され,裁判において解釈・適用されたかということに,主たる関心が寄せされ,その反面において,フランクフルト憲法のように,「挫折した」憲法については,一部の憲法史研究者の関心を引いてきたにすぎないという事情の結果であるように思われる。しかし,フランクフルト憲法が,いくつかの点においてのちのドイツ憲法(とりわけヴァイマル憲法)に大きなポジティヴな影響を与えていることは事実であり,今後もこの憲法の歴史的意義を検討する必要性が大いにあるように思われるので,そのための基礎資料としてこの全文を邦訳したものである。そしてこれを踏まえて,同憲法をも含めたドイツ憲法の歴史的発展についての論文およびドイツ近代憲法資料集の刊行を予定しており,また現在,本研究のために入手しえた資料を用いながら本研究の主たるテーマたるアメリカ合衆国憲法の影響についても執筆している。その研究成果は追って(本年度中に)公表できる見込みである。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 初宿 正典,高田 篤(訳): "フランクフルト憲法-1849年3月28日のドイツ・ライヒ憲法" 法学論叢. 131. 95-132 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shiyake,M.& Atsushi Takada: "The Frankfurt Constitution of 1849. -The translation of the full text of it with some notes-" Hogakuronso. Volume131,No.6. 95-132 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 初宿 正典・高田 篤(訳): "フランクフルト憲法-1849年3月28日のドイツ・ライヒ憲法" 法学論叢. 131. 95-132 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 初宿 正典: "フランクフルト憲法の成立と合衆国憲法の影響" 法学論業. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 初宿 正典,高田 篤(訳): "フランフルト憲法(翻訳と解説)" 法学論叢. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 高田 敏,初宿 正典(編): "ドイツの憲法ー資料と解説ー" 信山社, (1993)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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