研究概要 |
イ 代数的組合せ論、有限群論の研究会及び学会に出席し、最近の研究についての情報を得てきた。グラフに対応する結合行列の固有値について、その整数論的性質、及び組合せ論的方法を使って,有限体上のさまざまな計量空間をグラフ論的に特徴付ける努力をしてきた。有向距離正則グラフについては組合せ論的テクニックで分類に向け大きく前進しているが、無向距離正則グラフについても組合せ論的テクニックの開発が必要である、この方面で引き続き研究したい。 ロ Riemannのゼ-タ-関数,DirichletのL関数のcritical strip内での平均値の定理は最近Atkinsonの公式を用いる手法が発展しているが、この方法を使って種々の一般化,精密化を行う努力をし、研究会で発表した。成果は論文としてまとめ、発表する予定である。 ハ 各種研究会に出席し、最近の研究についての情報を得てきた。 無輪多様体上の古典群作用の可能性(多様体の次元,具体的にはSp(n))を表現論を用いて検討してきた。今後引きつづき研究する予定である。
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