研究概要 |
研究目的は,以下に述べる各人の研究実績からみて,基本的に達成されたと考えられる。 向井純夫;2枠のつくるStiefel多様体における接着写像類とその懸垂の位数を完全に決定し,論文にした。また,複素射影空間の安定ホモトピ-群をある次元まで決定し,これらの安定自己ホモトピ-同値類群をある次元まで決定した。この結果も発表予定である。 阿部孝順;リ-マン多様体の正則閉曲線のある同値類を決める非線形微分方程式を求めるアルゴリズムを調べ,その最初の5項を具体的に求めた。特に測地線のときは具体的に多様体の曲率テンソルにより解を与えることができた。 二宮 晏;P可解群のPーblockで既約表現が2個のものに対し,そのCartan行列が既約表現の次数により決定されることを示した。応用として既約表現が2個の主blockのCartan行列の決定及び関連する事柄についての結果が得られた。 可知偉行,西川 耿;今年度は,研究成果を挙げることができなかったが,研究代表者の良きパ-トナ-として,有意義な討論を行うことができた。
|