• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

有理型函数の値分布について

研究課題

研究課題/領域番号 03640123
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

木村 茂  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70007962)

研究分担者 北川 義久  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (20144917)
藤平 秀行  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70114171)
木村 寛  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70017953)
落合 昭二  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (30031545)
藤崎 源二郎  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (20012289)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード有理型函数 / 整函数 / 値分布論 / スプレッド,リレ-ション / 星函数 / 指数函数
研究概要

ネハンリンナの理論を出発点として、最近その発展の著しい有理型函数の値分布論を研究してきた。最近の優れた研究結果の一つにベルンシュタインのスプレッド予想の解決がある。それには極めて新しい思想が含まれている。将来、値分布論の上で、多くの影響を与えるものと考えられるが、今のところ、その考えは、十分には駆使されているとは思えない。
ベルンシュタインの考えの基本は、星函数の導入である。この思想の重要性は星函数の対称性にある。われわれの研究の結果は、この対称性を応用して、指数函数の特徴づけができたことである。指数函数f(z)=e^zの基本的性質としてf(z)・f(-z)=0(f)がある。逆に、この性質をもつ函数は指数函数しか存在しないだろうかということが問題になる。結果は正整数の位数の整函数について考えた場合、リンデレ-フ型の函数つまり最大型函数を除いては、指数函数しか存在しないということである。アイデアは星函数も指数函数も対称性をもつことに気づき、ベルンシュタインの思想を追求し、その考えを駆使できたことである。今回の研究では、零点の分布をある角領域に限った場合についても、成り立つことが得られたことが成果である。
将来は、更に発展させて、星函数の思想を有理型函数の値分布論の研究に応用していくつもりである。その為には、視野がせまくならないように、関連分野の研究分担者とも、密接な連絡をとり、有機的な組織づくりをして、研究をすすめるつもりである。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木村 茂: "Entire functions with radially distributed zeros" KODAI MATH.J.Vol.13. 22-29 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi