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高速波形処理による宇宙X線検出器の低雑音化

研究課題

研究課題/領域番号 03640249
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関大阪大学

研究代表者

林田 清  大阪大学, 理学部, 助手 (30222227)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワードX線偏光計 / X線天文学 / デジタル波形処理 / CCD / 比例計数管 / 放射光施設 / X線偏光 / X線検出器 / 偏光度検出器 / 波形処理 / デジテル波形処理
研究概要

X線検出器のデジタル波形処理による低雑音化が本研究の目標である。科学研究費補助金の支給が決定されたのが平成3年末であったため,今年度は主として予備的な研究を行った。 一点は,従来より実験を行ってきたX線撮像型CCDについて,信号出力用のアナログ-デジタル変換回路を作製し,デジタル信号をパーソナルコンピュータに取り込むシステムを完成させたことである。 検出器の近傍で信号をデジタル化することにより大型真空槽等,長距離の信号伝送が必要な状況においてもS/N比を劣化させることなく測定ができるようになった。 同時にここで使用した回路はデジタル波形処理の回路を作製する際の基礎となるものと考える。 第二点は,デジタルストレージ型オシロスコープを使用して検出器の信号波形を採取しコンピュータにデータとして蓄えるシステムを完成したことである。 現在,実際に比例計数管のプリアンプ出力を取り込みそのデータを解析している。 平成4年3月末には高エネルギー物理学研究所フォトンファクトリーにおいて高い偏光度をもったX線ビームを比例計数管に照射して,比例計数管の芯線と偏光方向の関係によって(偏光方向によって検出器中で生成される電子雲の方向分布が変ってくることが予想される)信号波形が異なるかどうか検証したい。 もし有意な差異が観測されれば新しい型のX線偏光度検出器の開発につながるはずである。
来年度は,まずこのようにして取得した信号波形の詳細な解析を行った上で波形処理の方法を具体的に検討し,最終的には検出器(比例計数管)用の専用波形処理回路を製作しシステムとして完成させたい。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.TSUNEMI et al.: "Detction of X-ray polarization with a charge coupled device" Nucler Instruments and Methods in Physics Research. A321. 629-631 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H. Tsunemi et al: "Detection of X-ray polarization with a charge coupled device" Numclear Instruments and Methods in Physics Research. A321. 629-631 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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