研究課題/領域番号 |
03640437
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
星野 正松 埼玉大学, 理学部, 教授 (20008808)
|
研究分担者 |
石井 昭彦 埼玉大学, 理学部, 助手 (90193242)
中山 重蔵 埼玉大学, 理学部, 教授 (90092022)
|
研究期間 (年度) |
1991 – 1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 1,2-ジチエット / 1,2-ジチオカルボニル化合物 / 1,2-ジセレノキソ化合物 / テトラアリールチオフェン / テトラアリールセレノフェン / チエノ[3,2-b]チオフェン / セレノロ[3,2-b]セレノフェン / ビス(ジエチルアミノ)カルベニウムジチオカルボキシラート / 単体硫黄 / 単体セレン / チエノチオフェン / セレノロセレノフェン / 1,2-ジスルフィン / 1,2-ジセレノカルボニル化合物 / チエノチオフェンオリゴマー / 機能性化合物 / チオフェン / セレノフェン / 1、2ージチェット / 1、2ージチオキソ化合物 / αービススルフィン / アセチレン / テトラアリ-ルチオフェン / テトラアリ-ルセレノフェン / 1,2ージチエット / αージチオン / 電子材料 |
研究概要 |
1.嵩高い置換基を有するアセチレン類と単体硫黄との反応を利用した1,2-ジチエット類の簡便な合成法を確立した。 2.インアミン類のような電子豊富なアセチレン類と単体硫黄との反応では、1,2-ジチエットではなく、その開環異性体である1,2-ジチオカルボニル化合物が生成することを明かにした。また、インジアミンの場合には、単体セレンとも、容易に反応して、対応する1,2-ジセレノカルボニル化合物を与えることを明かにした。 3.ジアリールアセチレン類と単体硫黄およびセレンとの反応を利用したテトラアリールチオフェンおよびテトラアリールセレノフェン類の実用性に富む合成法を確立した。また、本反応を利用して、Star-burst型のチオフェンオリゴマーを合成することにも成功した。 4.ある種のアセチレンジオール類が単体硫黄およびセレンと反応して、それぞれ、チエノ[3,2-b]チオフェンおよびセレノロ[3,2-b]セレノフェンを与えることを見いだした。本反応は上記化合物の簡便な一段階合成法である。 5.1,1-ビス(ジエチルアミノ)-2-クロロエチレンなどが単体硫黄と室温で速やかに反応して、特異な構造を有する分子内塩、ビス(ジエチルアミノ)カルベニウムジチオカルボキシラートを与えることを明かにした。
|