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可逆免疫センサ-の製作とその特性

研究課題

研究課題/領域番号 03640490
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 分析・地球化学
研究機関富山大学

研究代表者

原 稔  富山大学, 教育学部, 助教授 (20019061)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードバイオセンサ- / ハプテンー抗体の解離 / 酵素免疫測定 / アンペロメトリ-
研究概要

交付申請書の研究実施計画では,1.ハプテンの選択,2.抗体とハプテンまたはハプテンー酵素の間の正逆反応の検討,3.電極の調整,4.ポテンショスタットの製作と調製電極での検討,5.電極寿命の検討,としていたが,実際の研究では4番目の装置の製作およびその関連事項から開始することにした.
4.本研究での電解電流は大変小さく,バックグランド電流はかなり大きいと考えられるので,ノイズの混入を極力抑えるためシ-ルドに気を配り,安定で広範囲のオフセット調整が出来るポテンショスタットを設計・製作した.即ち,電極のリ-ド線は出来る限り短くして,電解セルと電極は接地した金属製の箱に入れて測定出来るようにした.本装置を用いて,トウモロコシの芽の中に含まれる酵素を利用したポリアミン検出のための電極および参照電極と白金対極を製作し,基本的な検討を行ったところ,この芽にはポリアミンオキシダ-ゼとパ-オキシダ-ゼが含まれ,フェロセンの共存で,pH6ー7,電解電位0.0Vvs.Ag/AgClが最適条件であり,数μMから数十μMの濃度離囲のスペルミジンを検出できることが明かとなった.これらの検討過程ににおいて,本装置が酵素の関与する電極反応の測定と解析に有用であることが分かった.
1.ハプテンには,2,4ージニトロフェニルーグリシンを用いることとし,合成および精製を行った.
2.ハプテンー抗体の解離反応およびグルコ-スー6ーリン酸脱水素酵素のジニトロフェニル化は,検討中であるが,今のところこの酵素の適切なジニトロフェニル化はやや困難であり,他の酵素の利用も考える必要があろう.
以上のように,最終結果が得られるまでにはもう少し時間が必要であるが,2の問題点をクリアできれば,新しいタイプの有用なセンサ-が実現可能であろう.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Minoru Hara: "Detection of Polyamines by means of Mazeーseedling Electrode" Electroanalysis.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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