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ヒドラ刺細胞の分化決定制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 03640544
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 遺伝学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

藤沢 敏孝  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60000262)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードヒドラ刺細胞分化 / 分化決定制御因子 / 刺細胞の遺伝子発現
研究概要

未分化細胞から4種刺細胞(A,B,C,D型)への分化決定時期は分化経路中最後の細胞周期のS/G2の境界近傍である。決定を受けた前駆体細胞は細胞質に刺胞の構造を形成しそれが完了すると、個々に触手に移動し、捕食、防御としての機能をする。分化決定から刺胞の完了までの時間は詳細に分かっているので、最後のS/G2境界になるべく近く発現する遺伝子cDNAクロ-ンの選別を行った。方法は刺細胞を含む間細胞系譜の細胞で特異的に発現するcDNAクロ-ンを選別し、その中から決定後出来るだけ早い時期に発現するクロ-ンを更に選別するものである。そのためBUdR連続標識とイン・シチュハイブリダイゼイションの2重標識法を開発し、選別を行ったが、現在のところ最も早い時期に発現するクロ-ンはA型特異的で決定後9時間目からのものである。従って、決定時あたりに発現するクロ-ンを得るためには更に選別を続ける必要がある。この選別過程で副産物としてB型、D型刺細胞特異的に発現するクロ-ンが得られ、現在これらのクロ-ンの解析をも進めている。
上記の新たに得られたA型特異的クロ-ンの発現をドットブロット・ハイブリダイゼイション法で簡便に定量する系を確立し、A型分化抑制因子の活性を容易に検出できるようになった。この方法を用いて因子の精製を行った。用いたカラムはセファデックスG10,DEAEセファデックス、バイオゲルP10で約7、000倍の精製である。因子の分子的同定には更なる精製が必要と思われ、現在HPLCによる精製を進めている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] David,C.N.,Fujisawa,T.,and Bosch,T.C.G.: "Interstitial stem cell proliferation in Hydra:Evidence for strain-specific regulatory signals." Developmental Biology. 148. 501-507 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Fujisawa,T.: "Homeostatic recovery of interstitial cell populations in Hydra." Developmental Biology. 150. 185-192 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Ishguro,H.,Seimiya,M.,Watanabe,Y.,Fujisawa,T.,and Kurosawa,Y.: "Ientification of Antp-like homeobox-containing genes in the most primitive metazoa,sponge and hydra."

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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