研究課題/領域番号 |
03640604
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物発生・生理学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 雅道 岡山大学, 理学部, 教授 (50011565)
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研究分担者 |
白井 浩子 岡山大学, 理学部, 助教授 (50090478)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 頭足類 / ホヤ / ヒトデ / 生殖細胞 / 生殖巣形成 / 性分化 / 卵巣 / 精巣 / 減数分裂 / 始原生殖細胞 / ヤムシ / ユ-レイボヤ / 生殖巣 / 微細構造 / 幼生 / 変態 |
研究概要 |
1.イイダコを用いて、頭足類(軟体動物)の生殖細胞の出現過程および生殖巣の初期分化過程を明らかにした。生殖細胞は、胚体形成期のマントル直下に出現し囲心腔内に集合して、心臓に接した球体を形成する。雌では、孵化まえに減数分裂を開始して、卵母細胞は成長期に入るが、雄では、孵化後しばらくして、やっと減数分裂を開始し、精子形成がはじまる。 2.カタユーレイボヤを用いて、単体ボヤ類(原索動物)の変態後の生殖巣出現過程および生殖巣の雌雄分化の過程を明らかにした。生殖細胞は、変態直後には、胃の噴門部附近に存在する退化組織塊に接続した細胞集団として出現する。変態12日まで、生殖巣原基は1個の細胞塊であるが、変態11日ごろに2個に分れ、精巣と卵巣に分化する。 3.イトマキヒトデを用いてヒトデ類(棘皮動物)の生殖細胞の出現から生殖巣の分化に至る過程の詳細を明らかにした。受精4週間のブラキオラリア幼生に於て、生殖細胞は、第3体腔嚢に、約10個の細胞集団として出現する。変態後の稚ヒトデでは、この細胞塊は血洞系に入り生殖巣を形成する。 4.マツバガイ(軟体動物)とホシムシ2種(星口動物)の生殖巣の周年変化を明らかにした。
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