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ショウジョウバエのフェノ-ルオキシダ-ゼの活性化機構

研究課題

研究課題/領域番号 03640618
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 動物発生・生理学
研究機関岡山理科大学

研究代表者

大西 英爾  岡山理科大学, 理学部, 教授 (60022521)

研究分担者 浅田 伸彦  岡山理科大学, 理学部, 講師 (90175844)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードショウジョウバエ / フェノ-ルオキシダ-ゼ / 活性化 / セリンプロテア-ゼ
研究概要

ショウジョウバエの野生型OregonRを大量に飼育し,その蛹からプロフェノ-ルオキシダ-ゼ2種を抽出精製することに成功した。方法は,硫安分画,セファクリルS200によるゲルクロマトグラフィ-,DEAEーセルロ-スと,ヒドロキシルアパタイトによるカラムクロマトグラフィ-であった。これらの方法により,A_1とA_3と名付けられた分子種が得られ,SDSーPAGEにより,そのモノマ-の分子量はいずれも約8万であり,またス-パ-デックス200によるゲルクロマトグラフィ-の溶出位置から,未変性の分子量は両者とも約15万であった。このプロフェノ-ルオキシダ-ゼは,同じ蛹の抽出液から,異なる硫安分画で得られた活性化酵素を含む分画により速やかに活性化を受けて活性型のフェノ-ルオヤシダ-ゼとなった。A_1は,Lード-パとともにLーチロシンも酸化する酵素を生ずるが,A_3からはLーチロシンの酸化能のない酵素、すなわちジフェノ-ルオキシダ-ゼが得られた。活性化酵素については現在精製中であるが,低濃度のρーamidino phengl melhanesulfonic fluorideなどのセリンプロテマ-ゼの特異的阻害剤や,ρーnitrophenyeーguanidinobenzoateなどのトリプシン型プロテア-ゼの阻害剤で活性が抑制されることから,セリンプロテア-ゼの一種であると思われる。また,一般に,動植物界にセリンプロテア-ゼのインヒビタ-が広く分布しており,特定のセリンプロテア-ゼの活性調節に関与していると考えられているので,ショウジョウバエの蛹から,プロフェノ-ルオキシダ-ゼの活性化酵素の特異的阻害を行なうインヒビタ-の抽出を試みたところ,分子量の余り大きくない分画に活性を阻害するインヒビタ-が存在することが明らかとなった。現在この物質の精製を進めている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Yonemura,K.Kasatani,N.Asada and E.Ohnishi(第一著者): "Involvement of a serine protease in the activation of prophenoloxidase in Drosophila melanoqaster." Zoological Science. 8. 865-867 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] N.Asada,K.Fujimoto,K.Masuda and E.Ohnishi: "Activation of prophenoloxidase by alcohols in Drosophila melanogaster." Insect Biochemistry.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] K.Fujimoto,K.Masuda,N.Asada and E.Ohnishi: "Purification and properties of prophenoloxidase from Drosophila melanogaster." Biochemical Genetics.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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