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異種異方性材料間の界面T型き裂における応力拡大係数についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650053
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

高雄 善裕  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30108766)

研究分担者 福田 重久  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (60038544)
肥山 央  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (30038541)
汪 文学  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (40240569)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
キーワード複合材料 / 複合皮膜 / 界面 / 熱衝撃 / き裂 / 熱疲労
研究概要

異種材界面問題の応用について、工学的にも意義ある以下の複数の状況を想定し、実験及び解析的検討を加えた。まず、複合材料の破壊の典型的様相のひとつである。T型界面亀裂のエネルギ-解放率を示した。
次に、複合材料ロ-プの端末加工法のひとつ、金属ソケット樹脂接着法を取り上げ、この疲労試験を行なった。界面近傍の樹脂部分に作用する静水圧の疲労過程での効果が明らかになった。
更に、熱衝撃現象に関連する被膜層について、実験を行った。耐熱性被膜の応答、熱衝撃の度合いが大きい時の抽熱材料の相変態、相変態によって形成される薄膜の構造と強度に関し、YAGレ-ザを使用した熱衝撃解析を行った。
耐熱性被膜については、熱衝撃密度が被膜融点以下で、基材の融点をこえた場合、興味ある結果が得られた。被膜には何の外傷も認められないものの、基材では相変態が生じる現象が得られた。これは被膜に大きな熱残留応力が発生する可能性を示している。今後の検討課題である。
熱衝撃による相変態では、材料断面をエッチングし、その詳細なSEM観察を行った。溶融部分が吹き飛ばされたクレ-タ-内に、自由表面に垂直な針状の結晶組織をもった層が形成されることが認められた。更に、この層は熱衝撃の繰り返しにより複数形成されることがわかった。これらの層の異方性の程度、強度、破壊への引き金になるか否か、界面の強度等は今後の課題である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 肥山 央: "ケブラ-ロ-プ金属ソケット継手部の強度" 材料.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] WANG,WenーXue: "Stress and Strain Energy Release Rates of a Unidirectional Fiber Composites Containing a Tーshoped Crack" Proceedings of the 3ーrd JapanーUSSR Joint Sympoium on Advanced Conposite Materials. 57-63 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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