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極低速度研削加工における特異現象の発生機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650107
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械工作
研究機関岡山大学

研究代表者

塚本 眞也  岡山大学, 工学部, 助教授 (80163773)

研究分担者 大橋 一仁  岡山大学, 工学部, 助手 (10223918)
中島 利勝  岡山大学, 工学部, 教授 (80026038)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード極低速度研削加工 / 構成刃先 / 砥石摩耗 / 表面粗さ / 硬度 / 層状組織 / 特異現象
研究概要

砥石周速度V_s=1〜3m/sの極低速度域における炭素鋼S45Cの研削時に,砥石摩耗速度の急増に伴って研削抵抗が極小となり,さらに表面粗さが顕著に劣化するなどの特異現象が発生する。本研究ではこの特異現象の発生機構を解明するために,砥粒研削点温度の測定,砥石面付着物の観察さらに付着物と切り屑の硬度比較に関する解析を行った。得られた主な結論は以下のとおりである。
(1)特異現象は砥粒研削点温度の,ある特定領域で発生し,これは切削加工における構成刃先の発生温度領域が限定される現象と定性的に一致する。
(2)切り屑と砥石面付着物とには,特異現象の発生領域において硬度差が存在し,これは切削加工の構成刃先と切り屑との硬度差と同程度である。
(3)特異現象の発生する速度域における砥粒付着物の断面組織は切削加工の構成刃先と同様の層状組織を示す。
以上の結論から,極低速度域の1〜3m/sにおける砥粒研削点に切り屑硬度以上に加工硬化された層状組織を有する構成刃先が発現するものと推定される。
また,前報^<1)>で特異現象が発生する速度領域以下では品質・精度の観点から極低速度研削加工の適用範囲が十分に存在することを示した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中島 利勝,塚本 眞也,菅野 典生: "極低速度領域における研削現象ー極低速度研削加工の研究(第1報)ー" 精密工学会誌. 56. 2075-2080 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 中島 利勝,塚本 眞也,菅野 典生: "極低速度研削加工における構成刃先の発現ー極低速度研削加工の研究(第2報)ー" 精密工学会誌. 57. 479-484 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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