研究課題/領域番号 |
03650112
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
|
研究機関 | 姫路工業大学 |
研究代表者 |
長谷川 素由 姫路工業大学, 工学部, 教授 (80180868)
|
研究分担者 |
小西 康夫 姫路工業大学, 工学部, 助手 (40215299)
格内 敏 姫路工業大学, 工学部, 助教授 (10101130)
長谷川 素由 姫路工業大学, 工学部, 教授 (80180868)
|
研究期間 (年度) |
1991 – 1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | Y系超伝導材 / Bi系超伝導材料 / 臨界温度 / 臨界電流密度 / CO_2レーザ照射 / 高温超電導体 / YーBaーCuーO / CO_2レ-ザ加工 / 高性改質 |
研究概要 |
初年度、イットリウム(Y)系超電導材を、次年度にビスマス(Bi)系超電導材を取り上げ、CO_2レーザ照射効果を調べた結果、次の結果を得た。 1)イットリウム系超電導材 レーザ照射時間を2分間に限定して、通常電気炉で製作されるものを基準に、熱処理川間を短縮して製作した試料に照射を行った。ここで、基準に選んだ試料の電気炉加熱時間は8時間で、その臨界温度(Tc)は90.1Kである。 (1)臨界温度は、電気炉熱処理時間を短縮するに従って低下するが、1時間電気炉熱処理後の試料に出力40W、スキャン周波数22HZでわずか2分間照射した結果、最も高い臨界温度92Kが得られた。 (2)臨界電流密度を上げようとする場合、表面溶融が生じる臨界エネルギー密度で照射を行うと物性改質効果が高い。1時間電気炉熱処理試料の場合、出力60W、スキャン周波数42HZが最適照射条件である。 2)ビスマス系超電導材 50時間電気炉熱処理後の試料(Tc=94.5K)を基準として2分間レーザー照射効果を調べた結果、次のことが解った。 (1)臨界温度に及ぼす出力とスキャン周波数の影響はY系の場合と同様の傾向を示し、出力20W、スキャン周波数22HZの時に最大臨界温度102.4Kを示した。 (2)臨界電流密度は、出力80Wスキャン周波数62HZの場合に最高値を示すとともに、2分間のレーザー照射するだけで、855℃で50時間電気炉熱処理を施した試料よりも高い物性改質効果が認められた。 (3)超電導体積分率は、基準試料の69.9%から84.3%(80W,62HZ)まで向上することが確認された。
|