• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

多機能型光アクチュエ-タ・サ-ボシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650208
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

福田 敏男  名古屋大学, 工学部, 教授 (70156785)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード光アクチュエ-タ / PLZT / バイモルフ型 / 光歪効果 / 焦電効果 / 熱変形 / 多機能 / 光サ-ボシステム
研究概要

自律型マイクロロボットを実現するためのエネルギ-供給に関しては、電源ケ-ブルをなくすために各種方法が考えられる。本研究では、最近報告されている光駆動型圧電素子PLZTの光歪現象を利用する光アクチュエ-タに、新たな機能を付加した多機能型光アクチュエ-タを提案する。これは、光(紫外線の波長領域)の照射によってエネルギ-の供給(例えば、マイクロ・バルブではバルブの開状態の維持など)をするとともに、制御信号等の情報をその光に重畳して同時に伝送することで、応答性能の改善、複数動作制御等を可能とすることを目的としている。
本年度は圧電素子であるPLZTに紫外線を照射したときの光歪現象による光歪駆動型のアクチュエ-タを試作し、その応答特性を調べ、光アクチュエ-タ・サ-ボシステムの機構と制御方法について検討した。
アクチュエ-タの変位をかせぐために、バイモルフ型のPLZTを試作し、紫外線(最大1200mW/cm^2)を照射による変位応答特性を調べた。実験は、紫外線を用いた照射実験および加熱実験を行ない、圧電素子(PLZT)の変位量を非接触センサで、起電流をピコアンペアメ-タで測定した。紫外線照射は、波長365nmを中心とする狭帯域幅のスペクトル幅を有する紫外線を微小スポットで照射し、その強度を最大1200mW/cm^2とした。
実験で、圧電素子の紫外線照射における歪応答特性を調べたところ、その応答特性は光歪効果、焦電効果、熱変形による事が定量的に示された。これらの結果から、光センサを用いて光サ-ボ系を構成する事により、多機能型光アクチュエ-タ・サ-ボシステムが実現できる可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 服部 忍: "光圧電素子アクチュエ-タの基礎的研究ー光圧電素子の紫外線照射実験および光応答モデルー" 日本ロボット学会誌. 9ー6. 692-699 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi