研究課題/領域番号 |
03650272
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子通信系統工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
荻原 春生 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30185532)
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研究分担者 |
兼田 一幸 佐世保工業高等専門学校, 講師 (60224622)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 符号化変調 / トレリス変調 / 多レベル符号化 / 非ガウス雑音 / フェージング / インパルス性雑音 / トレリス符号化 / フェ-ジング |
研究概要 |
非ガウス性雑音が重畳する伝送路において、誤り訂正符号化と変調を同時に考慮して、信頼性の高い伝送を行なう符号化変調法について研究した。具体的には、トレリス符号化変調法と多レベル符号化法の非ガウス性雑音伝送路への適用法を研究した。 トレリス符号化変調については系列間の誤り率の上界をバタチャリヤバウンドにより評価する手法により,ビット誤り率の上界を評価する式を導出した。この式は、符号誤りの状態遷移に関する一巡伝達関数で表される。与えられた雑音の確率分布に対し、この式を最小とする符号を探索できるようなプログラムを作成した。基底帯域伝送および帯域伝送において、インパルス性雑音に対し、最適符号を探索し、探索した符号の特性をシミュレーションにより調べ、導いた探索法が有効であることを確認した。 多レベル符号化については、各レベルに訂正能力が割当られた時の、ビット誤り率の近似式を導出し、基底帯域伝送および帯域伝送において、インパルス成雑音に対し誤り率を最小とする訂正配分を決定し、シミュレーションに妥当性を確認した。 さらにフェージング伝送路への符号化変調法の適用について研究した。送信信号が、ガウス雑音を受けるフェージング伝送路を通過し、受信器で自動利得制御を受けると、非ガウス雑音を受ける(フェージングの無い)定常伝送路からの信号と等価になる。このことから、非ガウス雑音に対する符号化変調符号の探索法を適用すれば、フェージング伝送路に対する最適符号が見つけられることになる。このような観点から、フェージング伝送路に対する符号化変調符号の探索法の研究を開始し、多レベル符号化法については有効な符号化法を見つけた。
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