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ソフトウェア設計における人間の協調作業の形式化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650296
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

佐伯 元司  東京工業大学, 工学部・電気電子工学科, 助教授 (80162254)

研究分担者 徳永 健伸  東京工業大学, 工学部・情報工学科, 助手 (20197875)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードソフトウェアプロセス / CSCW / 仕様化・設計法 / プロトコル解析 / 協調モデル
研究概要

複数の人間による協調作業としての,ソフトウェア設計作業を明らかにするため,打ち合せや会議の模様をビデオにとり,プロトコル解析を行い,協調作業のモデルを行った。具体的な成果は以下のとおりである。
1.ビデオを用いた打ち合せ/会議のモニタリングとそのデ-タの分析法
発注者1名,設計者2名,製作者4名,調整者1名を1つのグル-プとし,発注から設計仕様書を得る段階までの打ち合わせ/会議をビデオに記録し,それより発話の分布状況を抽出した。分布状況をもとに発話率(1人の時間あたりの発話量),対話率(2人の間で行われた時間当りの発話量)を求め,発話,対話の偏り部分を抽出し,各フェ-ズごとの特徴を調べた。さらに内容分析を行い,偏り部分と重要な発話がなされた部分とにかなりの相関があることがわかった。
2.ソフトウェア設計過程における協調作業のモデル化
実験で得た知見をもとに,協調作業のモデルを構築した。このモデルは,話題の流れを表すトピック層,参加者の役割を表すロ-ル層,参加者の振舞いを表すプロトコル層の3つの視点からなり,順にデ-タフロ-,オブジェクト,状態遷移の3つの形式的モデルをベ-スにしている。参加者は,1つの話題をインタラクションポイントとして,並列に通信しあうモデルとなっている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 海谷 治彦: "ソフトウェアの仕様化過程における協調作業のモデル化" 情報処理学会ヒュ-マンインタフェ-ス研究会. 37ー2. (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 徳永 健伸: "1980年代の自然言語生成ー3ー" 人工知能学会誌. 6. 23-34 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Motoshi Saeki: "A Method for Software Process Modeling and Descriptions using LOTOS" Proc.of 1st International Conference on the Software Prcess. 90-104 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 海谷 治彦: "協調的ソフトウェア設計プロセスの分析" 第4回ソフトウェアプロセスワ-クショップ. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Kuo Wenーyin: "Method BaseーDatabase of Software Design Methods & Specifications" Joint Conference on Software Engineering '92. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 西 正博: "ソフトウェアの発注者ー開発者会議におけるインタラクションの分析" 情報処理学会ヒュ-マンインタフェ-ス研究会. 41ー3. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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