研究課題/領域番号 |
03650315
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 学術情報センター |
研究代表者 |
橋爪 宏達 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (40172853)
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研究分担者 |
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80143551)
大山 敬三 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (90177022)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ファイルサ-バ / クライアント・サ-バモデル / Ethernet / FDDI / ISDN |
研究概要 |
ファイルサ-バ構成法につき、以下の手順で研究を行なった。 1.数理モデル 負荷時のファイルサ-バの動作を、通信処理部、ファイルトランザクション処理部、磁気ディスクデバイス処理部に大別し、処理時間をパラメ-タとする待ち行列ネットワ-ク・モデルを作成した。 2.シミュレ-ション 上記モデルにより、シミュレ-ションを実施した。この際、参照デ-タとして学術情報センタ-所有のHITAC M682H、SUN4/490 Sparc Server のファイルサ-ビス特性を使用し、数理モデルとしての有効性を検証した。 3.プロトタイプ作成 機器組み込み専用のRI5Cプロセッサ、MBによる通信制御ボ-ドを試作した。これは上記シミュレ-ションの結果、システム高速化には通信処理部の効率向上が最も有効と判断されたためである。 4.高速通信路の結合 今日広く使用されているEthernet通信路(10Mbps)では、ファイルサ-バ・アクセスの目的には不適当であることが判明した。プロセッサのファイルトランザクション処理速度に比べてネットワ-クが遅すぎ、約300ファイル処理/秒でファイルサ-バ性能が飽和してしまう。 5.広域通信路の結合 一方、広域通信路はISDN(64Kbps)に代表される低速のものが多く、これで効率のよいファイルサ-ビスを行なうためには、ファイルの分散キャッシングなどの機能を導入しなければならない。 本研究により得られたファイルサ-バ数理モデル、シミュレ-ションモデルに基き、4、5の視点から更に研究を継続する。
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