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空間周波数解析を用いたオプティカルフロ-計算方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650345
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

鈴村 宣夫  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10023102)

研究分担者 松尾 啓志  名古屋工業大学, 工学部, 助手 (00219396)
岩田 彰  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (10093098)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
キーワード画像処理 / オプティカルフロ- / コンピュタビション / 3次元画像処理
研究概要

本研究ではオプティカルフロ-の算出方法として、従来から提案されている勾配法やブロックマッチング法とは異なる、新しい方式の検討を行った。本研究で提案した空間周波数解析方式は、従来まで2次元空間および時間を含めた3次元時空間で考えていたオプティカルフロ-を、3次元周波数空間上で算出する方法である。3次元周波数空間に変換することにより,対ノイズ性に優れ、かつ安定したオプティカルフロ-が得られることを期待した。さらにまた一般に剛体が運動を行う場合、運動する剛体は急激に運動方向と速度を変化することができないことは明らかである。そこで本研究ではオプティカルフロ-の算出に確率分布を導入した。
本方式の有効性を確かめるために、計算機シミュレ-ションを行なった。その結果、本方式は他の2方法に比べて算出された動きベクトルの精度が約30%向上することを確認した。さらに対ノイズ性が大幅に向上することも確認できた。また動きベクトルの算出時に過去の動きベクトルを参照した確立空間を定義することにより、計算時間を約1/2に削減でき、かつ対ノイズ性能の向上も確認した。また本手法を実際の画像に適用したところ、他の二方法に比べて安定した動きベクトルを算出することが可能であることを確認した。
このような本方式は他の方式に比べて、動きベクトルの検出能力に優れている。しかし、他の方式に比べて演算量が多い欠点がある。今後、検出アルゴリズムを改良することにより、処理時間の短縮を行なう予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 清原 学,松尾 啓志,岩田 彰,鈴村 宣夫: "空間周波数解析を用いたオプティカルフロ-検出" 電子情報通信学会春季大会講演論文集. 7. 403 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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