研究課題/領域番号 |
03650370
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶抵抗・運動性能・計画
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
増山 豊 金沢工業大学, 工学部, 教授 (10101362)
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研究分担者 |
佐藤 恵一 金沢工業大学, 工学部, 教授 (50113030)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 帆走船 / セーリングヨット / 実船試験 / GPS / 操縦性能 / 知能化システム / 数値シミュレーション / タッキング / セ-リングヨット / 数値シミュレ-ション |
研究概要 |
外洋セーリングヨットに搭載されている各種航海計器の出力を、パーソナルコンピュータに取り込んで性能判断を行い、これらから最適値を得る推論プログラムを作製した。また本システムを全長10.6m、排水量3.4tonの外洋セーリングヨットに適用して海上試験を行い、性能を検証した。これによって実船の性能判断を行う知能化システムを完成することを目指した。具体的には次の通りである。 1.知能化システムの構築 (1)実船試験データをもとにした帆走性能データベースを完成した。 (2)上記データベースを用いた帆走性能推定プログラムを完成させるとともに、操縦運動を表す運動方程式を立て、特に風上航時に重要なタッキング性能を求めるための数値シミュレーション計算法を確立した。 (3)実船に取り付けられた各種センサの出力と、上記シミュレーション結果と比較検討することによって、最適の帆走状態からのずれを感知し、性能判断を行う知能化システムの基礎を構築することができた。 2.実船試験による知能化システムの検証 (1)上記知能化システムを実船に搭載し性能を検証した。実船試験は能登半島七尾湾北湾において実施した。 (2)供試船を種々の気象、海象のもとで走らせ、知能化システムの判断が適切であることを確認した。 本年度までに完成した知能化システムは、外洋セーリングヨットの最適操船パラメータを表す上で、基礎的に満足できる結果を得た。今後さらに改良を加えより完全なものとしていきたい。
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