研究課題/領域番号 |
03650377
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
林 正 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (40029145)
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研究分担者 |
岩崎 英治 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (10223380)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 節点帯板法 / 節点プリズム法 / 平面応力解析 / 厚板・薄板の曲げ解析 / 3次元応力解析 / 薄肉構造解析 / 局部応力解析 / Mindlin要素 / 次数低減積分法 |
研究概要 |
本研究では、大型断面を有する橋梁構造物の全体解析を効率よく行なうために、従来の有限帯板法と有限プリズム法に、それぞれ節点自由度を付加した節点帯板法と節点プリズム法を開発するものである。 節点帯板法は長大な帯板要素を用いて薄肉構造物を解析するものであり、節点プリズム法はソリッド要素を用いて長大なコンクリート構造物などの3次元応力解析を行うものである。これらの解析法では、粗い要素分割を行うことによって長大構造物の全体解析を効率よく行うことができるとともに、変位を級数展開して得られた高精度の要素を用いることによって局部応力解析も同時に行うことができる長所がある。 本研究で得られた主な成果は次の通りである。 (1)大型構造物の全体解析に適用できる汎用的な構造解析法を開発した。 (2)これらの解析法は、有限要素法に比べて自由度数は数分の一、要素数はさらに少なくなるので、計算時間と入力データの作成に関して効率がよい。 (3)自由度数が少ないにも拘らず、精度の良い応力を求めることができる。また、要素内の任意点の応力を計算できる長所があるので、局部応力解析に適した解析法である。 (4)節点帯板要素は任意形状の平板の平面応力解析とともに、厚板及び薄板の曲げ解析にも適用できる利点がある。 本解析法は、種々の非線形問題、固有振動問題などにおいて、構造物の全体解析に容易に拡張することができる。
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