研究課題/領域番号 |
03650389
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
佐藤 良一 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (20016702)
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研究分担者 |
氏家 勲 宇都宮大学, 工学部, 助手 (90143669)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 鉄筋コンクリート / 長期変形 / 環境条件 / クリープ / 乾燥収縮 / ひび割れ幅 / 曲率 / ひびわれ幅 / 鉄筋コンクリ-ト / クリ-プ / たわみ |
研究概要 |
変動する温湿度環境下におけるRC曲げ部材の長期の変形とひび割れ幅の挙動とその機構を実験により検討した。考慮した環境は温度20℃,湿度60,70%R.H.の恒温恒湿室、屋外および屋内である。さらに、既に開発しているRC部材の長期変形解析法の変動する温湿度条件下のRC部材への適用性と問題点を明らかにし、これらに基づいてRC部材の長期変形とひび割れ幅に及ぼす環境条件の影響を検討した。本研究の結果をまとめると以下のとおりである。 1)温度上昇域にある変動温度・湿度はクリープを促進し、その影響度は温度が高く、必ずしも平均湿度に対応しない。乾燥収縮は、降雨の影響を最も強く受け、同一湿度の恒温恒湿室の場合より約1/2になった。 2)平均曲率と圧縮部コンクリートひずみはクリープおよび乾燥収縮に対応した挙動を示した。有効弾性係数を用いてクリープを考慮した解析は、圧縮鉄筋がない部材については、実測値と良い一致を示した。しかし、圧縮鉄筋がある場合には、曲率と圧縮縁ひずみを過小評価し、その程度は温湿度が変動する場合の方が高かった。これに対し、Whitneyの法則を用いてコンクリートの応力履歴を評価した方法は実測値により近い値を示した。 3)平均ひび割れ幅に及ぼす環境の差の影響は認められる場合があった。解析値は、実測乾燥収縮量と平均ひび割れ間隔を用いれば、湿度60%R.H.の恒温恒湿室の場合を除き、実測値とおおむね一致した。ひび割れ幅の増加量から逆算して求めたひびわれ間コンクリートひずみの実測自由乾燥収縮ひずみに対する割合は屋外のほうが屋内の場合より大きい。このことから、降雨と日射による乾湿の繰り返しを受ける屋外では、乾燥収縮が降雨により小さくなることがひび割れ幅増大も小さくなることを必ずしも意味しないことが認められた。
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