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メカニカルミリング金属混合粉から作成した2相ステンレス鋼

研究課題

研究課題/領域番号 03650581
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 金属材料
研究機関九州大学

研究代表者

高木 節雄  九州大学, 工学部, 助教授 (90150490)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードメカニカルミリング / 変態 / 2相ステンレス鋼 / 加工硬化 / 結晶粒微細化 / 粉末 / メカニカルシリング / 相変態 / 内部酸化 / 固化成形
研究概要

金属ニッケル、クロム、鉄の素粉末を混合して、メカニカルアロイング(MA)プロセスによってFe-24%Cr-8%Ni合金を得るために、メカニカルミリング処理を施した。(MA)プロセスで製造した粉末を用いて固化成形を試み、組織観察によって相分離のメカニズムを調査して、つぎのような結果を得た。
1)ミリング中にCrとNi原子の固溶が起こり、長時間ミリング処理を施すことによって、24%Cr-8%Niの均一成分のフェライト鋼となる。
2)金属Niが鉄基地中に残存している場合、焼鈍中にオーステナイト相はNi粒子から成長して平衡なオーステナイトとフェライトの2相となる。しかしながら、均一なフェライト鋼では、ひずみが極めて大きくなっているためにフェライトがいったん同素変態的にオーステナイトへ変化したのち、そのオーステナイトが相分離を起こして平衡の2相へと移行して行く。
3)基地中に残存するCr粒子は、鉄粉中に含まれる酸素と反応してさんかクロムを形成する。酸化クロムの微粒子は、2相の粒成長を抑制するうえで重要な動きをする。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 木村 勇次、鎌田 政智、高木 節雄: "メカニカルミリングにより強加工した24mass%Cr-8mass%Ni2相ステンレス鋼粉の相分離" 日本金属学会誌. 57. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 木村 勇次、鎌田 政智、高木 節雄: "共軛組成のδおよびγステンレス混合鋼粉のメカニカルアロイング" 粉体および粉末冶金. 40. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y.KIMURA,M.KAMADA AND S.TAKAI: "PHASE DECOMPOSITION OF 24MASS%CR-8MASS%NI TWO-PHASE STAINLESS STEEL POWDER HEAVILY COLD-WORKED THROUGH MECHANICAL MILLING." JOURNAL OF JIM. VOL 57. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y.KIMURA,M.KAMADA AND S.TAKAI: "MECHANICAL ALLOYING OF PREMIXED delta AND gamma STAINLESS STEEL POWDERS WITH A TIE LINED CHEMICAL COMPOSITIONS." JOURNAL OF JSPM. VOL 40. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 木村 勇次,鎌田 政智,高木 節雄: "メカニカルシリングにより強加工した24mass%Cr-8mass%Ni2相ステンレス鋼粉の相分離" 日本金属学会誌. 57. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 勇次,鎌田 政智,高木 節雄: "共軛組成のδおよびγステンレス混合鋼粉のメカニカルアロイング" 粉体および粉末冶金. 40. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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