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電子供与性基質の光電子移動反応を利用するアミノ化反応の精密合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 03650707
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関宮崎大学

研究代表者

志摩 健介  宮崎大学, 工学部, 教授 (20029862)

研究分担者 山下 敏明  都城工業高等専門学校, 助手 (80191287)
中林 健一  宮崎大学, 教育学部, 講師 (60201670)
保田 昌秀  宮崎大学, 工学部, 助教授 (00174516)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード光電子移動反応 / アミノ化反応 / 位置選択性 / 立体選択性 / イソキノリン化合物
研究概要

本研究では、光電子移動反応を利用したアミノ化反応を精密合成へ応用するために次の3つの課題に取り組んだ。
1.光アミノ化反応の位置選択性
カチオンラジカルとアミンの反応で進行する光アミノ化反応の位置選択性を12種種類のスチルベン誘導体について検討を行った。その結果、pー位にメトキシが置換したときに位置選択的なアミノ化反応が起こることが明らかになった。
2.光アミノ化反応の立体選択性
9ーアルコキシフェナントレンの光アミノ化反応からはcisー9ーアルコキシー10ーアミノー9,10ージヒドロフェナントレンが主として生成した。このことからアミンの付加の立体化学は主としてtrans付加であることが分った。
3.光アミノ化反応のイソキノリン化合物合成への応用
アミノアルコ-ルやアミノアセタ-ルなどの二官能性アミンによりフェナントレンやスチルベン類の光アミノ化反応で得たアミノ化生成物をトリフルオロメタンスルホン酸やフッ化ホウ素によって環化させ、ベンジルイソキノリン、イソパビン、およびアペルフィンなどの1ーアミノー1,2ージアリールエタン骨格を有するイソキノリン化合物の合成に成功した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Toshiaki Yamashita: "Photoinduced Nucleophilic Addition of Ammonia and Alkylーamines to ArylーSubstituted Alkenes in the Presene of pーDicyanobenzene" Bull.Chem.Soc.Jpn.64. 366-374 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Masahide Yasuda: "Amination of ElectronーRich Substrates via Photoinduced Electron Transfer:Mechanism and Synthetic Application" Reviews on Heteroatom Chemistry. 4. 27-46 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Masahide Yasuda: "Sterechemical Studies on the Amination of Arenes with Ammonia and Alkylamines Via Photochemical Electron Transfer" J.Chem.Soc.Perkin Trans.2. 305-310 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Masahide Yasuda: "Regiochemistry on Photoamination of Stilbene Derivatives with Ammonia via Electron Transfer" J.Org.Chem.57. 1352-1354 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Masahida Yasuda: "Application of Photoamination to Synthesis of Benzylーisoquinoline,Aporphins and Isopavines" Heterocycles.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Kensuke Shima: "RingーSplitting Reaction of 2,2ーDiarylthietane by Electron Transfer Photosensitization of 9,10ーDicyanoanthracene" Bull.Chem.Soc.Jpn.,.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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